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一国諌暁に立つ
平成九年六月、全顕正会員の赤誠の弘通はついに五十万に達した。そしてこの年の春、御在世以来の最大といわれる大彗星が出現した。
私は一国諌暁に立つべき時を感じ、謹んで本部会館の御宝前にその旨を奉告申し上げた。
その奉告文に云く「しかしながら、御法魂たる本門戒壇の大御本尊が未だに誑惑不浄の正本堂に居えられ奉っていること、その恐れ多さを思えば身は縮み、未だ御奉公の足らざること、己れの非力、ただ恥じ入るばかりであります」と。
この申しわけなさを懐きつつ、一国諌暁に立ったのであつた。
( 日蓮大聖人の仏法、冨士大石寺顕正会発行、浅井昭衞著、第十章より
)
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