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    《特別手記》 仏法の破壊者 --- 池田大作を裁く

   御遺命に背く池田大作

 それでは、池田大作が御遺命を曲げた事実を文献によりはっきりさせよう。まず日蓮大聖人の御遺命とはどのようなものであるかを簡単に説明する。

 大聖人は正しい仏法をもって、個人・国家・全人類を救済されんとした末法の御本仏であられ、その根本教義を三大秘法と申し上げる。
 三大秘法とは「本門の本尊」と「本門の題目」と「本門の戒壇」の三つである。

 「本門の本尊」とは、全人類の信仰の対填として、大聖人が御自身のお覚りの全体を一幅に図顕されたもので、弘安二年十月十二日に御建立された「本門戒壇の大御本尊」がこれである。この御本尊は七百年来、富士大石寺に秘蔵厳護され、今日に至っている。

 「本門の題目」とは、この「本門の本尊」を信じ、南無妙法蓮華経と唱えることで、この修行により、、いかなる人も宿命を転じ、仏果を成ずることが出来るのである。さてこの大法は、初め日蓮大聖人ただお一人が唱え出されたが、二人・三人・百人・千人と次第に広まり、やがては日本国中が「本門戒壇の大御本尊」を信じ、南無妙法蓮華経と唱えるときが必ず来る。これが大聖人の御確信であり、このときを「広宣流布」という。

 そして、このときが来たならば“
本門の戒壇を建てよ”というのが、大聖人の御命令なのである。
 この「本門の戒壇」とは、一国の総意をもって「本門戒壇の大御本尊」を奉安する道場を建てることで、これはとりも直さず、日本を現実の仏国土と化する大事業である。
 また地球上に一つの仏国が出現することは、やがて全世界が仏国土となり、このとき全人類は救済される。まさしく「本門の戒壇」こそ、
大聖人究極の御理想なのである。

 大聖人御在世中には未だこの時至らず、よってこの実現を二祖日興上人に、さらに総じては門下一同に命じ給うた。ゆえにこれを「
御遺命」というのである。

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