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    《特別手記》 仏法の破壊者 --- 池田大作を裁く

   池田大作の慢心はつのる

 この募金に成功してから、池田大作の教義歪曲と慢心ぶりは一段とエスカレートした。

 「
日蓮大聖人御建立の三大秘法は、われわれ創価学会員の手による正本堂建立をもって完全に終了するのである。」(立正安国論講義・昭和41年7月刊)
 「
本門の戒壇を建立せよとの御遺命も目前にひかえた正本堂の建立によって事実上、達成される段階となった。七有年来の念願であり、久遠元初以来の壮挙である」(同上)
 「
夫れ正本堂は末法事の戒壇にして、宗門究竟の誓願之に過ぐるはなく、将又仏教三千年史上空前の偉業なり。……詮ずる所、正本堂の完成をもって、三大秘法ここに成就し、立正の二字すでに顕現せんとす」(発誓願文)

 正本堂が宗門七百年の宿願・御遺命の戒壇ともなれば、それを建てる池田大作の位も上がらなくては平仄(ひょうそく)が合わぬ。ここで彼は自らを、日本の最高権力者・国主に擬するようになった。
 大石寺には昔から「不開門」(あかずのもん)というのがある。広宣流布の時、天皇が初めてお通りになる門とされ、それまでは閉じられているのでこの称がある。だが池田大作は、この門を自分が開けて通るといい出した。
 「
その時(広宣流布)には不開門が開く。一義には天皇という意味もありますが、再往は時の最高の権力者であるとされています。すなわち、公明党がどんなに発展しょうが、創価学会がどんなに発展しようが、時の法華講の総講頭であり、創価学会の会長がその先頭になることだけは仏法の方程式として言っておきます。後々のために言っておかないと狂いを生ずるからいうのです。私は謙虚な人間です。礼儀正しい人間です。……そのためかえってわからなくなってしまうことを心配するのです」(聖教新聞 昭和40年7月26日)

 まことに。“ご謙虚”な発言である。「
窮人(ぐうにん)の妄りに帝王と号して自ら誅滅(ちゅうめつ)を取るが如し、王莽、趙高の輩外に求むべからず」とは大聖人のお誡めである。


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