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日蓮本仏論者 福重照平の 信・行・学
あとがき
日蓮本仏論の著者、福重照平尊師は、生前異彩の学僧として其の名声高く、亡父が最も敬仰せる師の一人でした。
他宗派は素より 宗祖門下の他派の教義を唆烈に論破されると共に、本宗門下の惰眠を貪っている僧俗に警鐘の論陣を展開され、行学二道の一層の精進を期待されておられました。
師が 宗開祖上人の御訓戒を至上命題として力説されておられたにも関わらず、昨今の時流に迎合して敢えて曲説を弄ぶ一部の僧俗の存在は 誠に憂うべきものであります。
尊師が且て旧大連発心会講中の総会に布教師として御来駕の折、幼少の身乍ら御法門を拝した御縁以来、師の御内証が彷彿として去来、此の機に御仏種を戴いたものと確信しておりますが、何分にも浅学の身にて遅々として捗らず慚愧の至りです。
翻って今日を展望するに、如何わしい教団の出没、汚濁ぶり、混沌として、果たして真の信仰の道は何かが問われています。
恰も尊師の第五十回忌を迎えて、此の好機を撰び、師の御子息 廣輝氏の快諾を得て、永年蓄積された師の御法門解説、論文を集約して編纂、実弟正豪の協力のもと、報思謝徳の意を顕わさんものと 出版を企画致しました。
斯界の御先達の方々 並びに向学の各位の御考査賜りたく、併せて不肖両親への菩提供養の微志ともなりますれば 誠に幸せに存じます。
合掌 敬白
編集者 猪股 正治
( 句読・改行等、便の為に当サイトにて添加 )
福重照平師の著作から、当サイトの趣旨である “広宣流布・国立戒壇・御遺命守護”にかかわる一部を、抜粋して紹介させていただきました。
そのほんの一端からでも、師の甚妙の指南が宗門の指針として、弟子檀那の教学研鑽の標(しるべ)として・信仰鍛冶(たんや)の糧として、資するに大なることが了解されましょう。この貴重な書の編集・発行の労に、深謝致します。
当サイト閲覧の諸賢におかれては、本書「日蓮本仏論者 福重照平の信行学」を、自ら熟読玩味されることを、お薦め申し上げます。購入先は以下の通りです。
発行所 有限会社 麻美亜
(さかわ)
〒338-0823 埼玉県さいたま市 栄和 3-15-31
電話 048-857-0266
振替口座 00100-9-571797
価格 3,800円(送料 450円)
( 平成十五年七月十二日、櫻川
記 )
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