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親衛隊の決意
わが日蓮正宗創価学会が、絶対唯一の宗教であると断言するゆえんのひとつには、じつに世界最高の教学、すなわち民族救済の永遠不滅の哲学をもっているという事実であります。
第二に、末法の御本仏・日蓮大聖人様の御確信であり、予言であり、御命令である仏国土の建設、すなわち真実の世界平和の実現たる、広宣流布への一大目的に、身命をささげて邁進しているという事実なのであります。
世界の救世主、日蓮大聖人様の仏法は、申すまでもなく、本門の本尊、本門の題目、本門の戒壇の三大秘法の仏法であります。
すでに、南無妙法蓮華経の題目の流布だけは、日本国の津々滴々まで行き渡ってきているのであります。そして、現今、本尊雑乱の宗教界の戦国時代に起こった創価学会の前進により、本尊流布の大闘争は、大河の激流のごとく展開されつつあるのであります。
進んで、一国本尊流布の終了にともない、御予言たる『富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり、時を待つべきのみ、事の戒法と云うは是なり』(身延相承書一六〇〇ページ)と申されし、日本国の、いな東洋の黎明たる国立戒壇の建立がなされるのであります。
上野殿御返事にいわく『ただをかせ給へ。梵天・帝釈等の御計として日本国・一時に信ずる事あるべし』(御書全集ー五三九ページ)
いまここに、人類最大の未曾有の難局に直面して、この時に応じて出現せる創価学会こそ、正しく仏意仏勅でなくて、なんでございましょうか。仏説のごとく、第一類の強敵は日本全国に充満し、第二類の道門増上慢も、いま、狂人のごとく荒れ狂い、第三類の強敵、潜聖増上慢、天子魔が、将来起こることは決定でございます。
かかるときにおきまして、仏意仏勅にこたえまして、戸田会長先生のもと、われら青年部三万名の同志は、会長先生の親衛隊として、仏勅実現の日まで、いかなる.法戦に臨んでも、見事な、そして壮烈なる闘争を展粥して、必ずや展開することをお誓い申し上げるしだいでございます。
最後に、親愛なる青年部諸君! ただいま、会長先生にいただきました御歌にこたえ『三類の強敵のアラシよ吹かば吹け』、『怒涛よ狂わば狂え』いかなることがあっても、絶対なる信心に立って、七つの鐘の鳴り渡るまで戦い抜くことを誓おうではありませんか。
(当時、参謀室長)
昭和三十年十一月三日
創価学会弟十三回秋季総会
後楽園球場
参知人員
七〇、〇〇〇名
(句読・改行等、便の為に当サイトにて添加)
池田参謀室長(当時)は、創価学会の正しさの源泉を、日蓮大聖人の「御確信であり、予言であり、御命令である仏国土の建設、すなわち真実の世界平和の実現たる、広宣流布への一大目的に、身命をささげて邁進」していることに求め、それはついに「日本国の、いな東洋の黎明たる国立戒壇の建立」に結実することを明示しています。
続いて、「三類の強敵」のうち既に第一・第二の盛んなることを述べ、「第三類の強敵、潜聖増上慢、天子魔が、将来起こることは決定」と、断言をしたことでした。
その断言は、まさしく実現。しかしその当人こそが、やがて天子魔に誑かされて仏意仏勅に背くことになろうとは、当時の衆人の思い及ばないところでありました。
大檀越が天子魔に魅入られ、貫首が潜聖増上慢となれば、大事の御遺命が曲がることもありましょう。「外道悪人は如来の正法を破りがたし、仏弟子等必ず仏法を破るべし。師子身中の虫の師子を食等云云」(佐渡御書)とは、これでありました。
しかして「法華第三に云く『魔及び魔民有りと雖も皆仏法を護る』」(妙密上人御消息)であり、また「大悪は大善の来るべき瑞相なり、一閻浮提うちみだすならば閻浮提内広令流布はよも疑い候はじ」(減劫御書)の言葉、また空しからざるところでありましょう。
(
平成十三年十二月二十一日、櫻川 記 )
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