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     佐渡御書講義

  
大果報の人をば他の敵やぶりがたし

 (略) 大果報の人をば他の敵やぶりがたし・親しみより破るべし

 日蓮正宗創価学会もここのところだけは大事なのです。絶対に敵からは破られません、内からくずれるのです。いちばん心配です。(略)

 戸田先生は『
今時においては、はじめに他国侵遍難、それから自界叛逆難に入り、それから水難とか火難に入る』とおおせになっておりましたが、他国侵逼難は大東亜戦争で、今は自界叛逆難の真際中です。宝治の合戦はすでに二十六年間ですから、長い自界叛逆難です。

 とうぶんの間は、まだまだこれから自界叛逆難が続くのではありませんか。その自界叛逆難で、力が分散されている間に、世界最高の力を持った、団結の創価学会がぐんぐん伸びていく時です。
 政治界だけでなくて、立正佼成会や天理教や霊友会、なにもかも分派活動になっているのではないですか。宗教界は皆そうです。P・L教団なんかも、なっているのです。今はそういうところをまっしぐらに進めるのです。

 学会だけが団結しているのですから、まわりのみんなが広宣流布のお膳立てをしてくれるようなものです。自界叛逆難なんかやっていて、天下が平和になるわけはないのです。日本の国が安定するわけはありません。安保条約の改定だとか、なんだとか、かんだとか、われわれはまず、邪宗教改定から行きましょうよ。
(略)

 今の国会議事堂なんか、ほんとうの自界叛逆難です。日蓮大聖人様の時代には、自界叛逆難それから、他国侵逼難と起こったのです。今度は、
他国侵逼難、大東亜戦争で出発になるのです。それから、自界叛逆難、そして地震とか、嵐とかなっていく、逆次なのですね。戸田先生がいわれたお言葉です。

                        句読・改行等、便の為に当サイトにて添加


 戸田会長にはどうも、「はじめに他国侵遍難、それから自界叛逆難」という考えがあったようです。
 大聖人の時代には「
自界叛逆難それから、他国侵逼難と起こった」が、今度は「他国侵逼難、大東亜戦争で出発」となって、それから「自界叛逆難、そして地震とか、嵐」が<逆次>に起きて行くのだと。

 「逆次」という用例は、法華取要抄から採ったのでしょうが、こうした了解はいささか浅薄なことでありましょう。正嘉元年八月二十三日戌亥の刻の大地震と文永元年七月四日の大彗星等は、後の自界叛逆他国侵逼の二難の瑞相であって、「尺の池には丈の浪たたず(呵責謗法滅罪抄)でありました。どうしてこの順序が逆になることがありましょう。

 戸田会長にとっては、牧口会長の獄死・創価教育学会の組織の壊滅といった強烈な経験を以て、「大東亜戦争」から出発になるという思いをいだいたことでしょうが、これはフライングでありました。


                          ( 平成十四年一月二日、櫻川 記 )


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