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     これでも池田大作を信ずるか -- 創価学会の友に訴える --

       第一章 信じ難い現実

  
事実と照合しながら検討

 (略)
私は妙信講にもその機関紙らしい「顕正新聞」に対しても、なんの認識も持たぬまま、「顕正新開」に転載された日達猊下の御説法を拝読したのである。これまでによくあった創価学会誹謗のいわれなきデッチアゲか、とも考えてみた。正直にいえは、私は気持の上では、これを本物と信じたくなかった。
 しかし御説法の内容は、あまりにも重大なことである。しかも出所がはっきりと記載されている。それで私は、八方手をつくして、ようやく「蓮華」の昭和四十九年五月号と六月号を、直接手にする機会を得た。

 「蓮華」には、まごうことなく、日達猊下の御説法が掲載されていたのである。残念ながら、「顕正新聞」のデッチアゲではなかった。同時に、私は引用した日達猊下の御説法が掲載されている「大日蓮」をも見ることができた。
 「大日蓮」の内容は、拝読しておわかりのように、「蓮華」の御説法以上に、私達にとってショッキングなものである。池由会長や創価学会が、日達猊下のおっしゃるように、日蓮正宗信徒として誤った道を歩んでいる。などということは、私達末端の創価学会員は、夢にも考えたことがなかった。(略)

 池田会長に指導される私達の創価学会の辿っている道が、もし、日達猊下のお言葉に指摘されるような“教義の間違った”ものであるとしたら、私達はどうしたらよいのであろうか。途方にくれながらも、私は、私自身かねて創価学会に抱いていた多少の疑念と日達猊下の御説法とを、可能な限り事実と照合しながら検討してみようと決心した。
 猊下のお言葉を検討するなど、まことに畏れ多いことだ。しかしご非難をうけるだけの誤りが、日蓮正宗信徒としての創価学会にあるならば、一日も早く私達はそれに気づき誤りを正さなければならないからである。(略)

                       ( 句読・改行等、便の為に当サイトにて添加 )


 下山正行氏のように、自ら「
事実と照合しながら検討」を試みる人は、未だに多くはありません。
 本山から破門される今日の事態となっても、ほとんどの会員諸氏がひたすら池田名誉会長に付き従うのは、そのような事態に備えて巧妙にあらかじめ教育・指導されて来たからでありました。

                        ( 平成十四年五月十一日、櫻川 記 )


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