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     甦るか創価学会 --- 広宣流布路線への提言 ---

 第一部 広宣流布への提言
   日蓮の平和思想(一)
      ● 公明党と王仏冥合の大義

 立正安国論は 毫末も他思想との妥協を許さぬ、妙法一法の宣揚思想である。友好の輪を拡げることは、人間として当り前のこと、安国論の精神とは何の関係もない。(略)

 安国論を幕府に上奏することによって、日蓮は流罪、死罪に及び、社会の人々より冷笑され、その孤高の中に正義を貫ぬく宗教家としての純粋さと、喜びに生きた。
 もし、創価学会が、立正安国論と「友好の輪」などという世俗的なものを無理に結びつけようとするならば、それは安国論の精神を低俗化させ、崇高なる日蓮の意志に泥をけりかけるようなものである。(略)

 王仏冥合という日蓮仏法の大義を綱要から取りはずした公明党は、いかなる美辞麗句を並べようと、権力を志向する政治集団である。(略)
 もともと創価学会が選挙に関心を持つゆえんは、“
王仏冥合”。日蓮教義で云うならば「勅宣並びに御教書を申し下して」という この三大秘法抄の一節による。現代的に訳せば、戒壇建立に関しての、国会の議決機関を通過するだけの必要性から起ったものである。(略)

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