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     甦るか創価学会 --- 広宣流布路線への提言 ---

 第一部 広宣流布への提言
   日蓮の平和思想(四)
      ● 三大秘法抄と五条件

   (
三大秘法抄の第五条件

 第五の条件 「
最勝の地を選んで戒壇堂を建立せよ」という土地の立地条件だけが、名勝富士の麓にあって、いつでもよしと構えている。

 三大秘法抄は日蓮の広宜流布における 最後の関門である。立正安国論から始まる日蓮仏法のスタートが 三大秘法抄で終るといっても過言ではない。
 それだけ大事なものなのに 学会は慎重さを欠いたとは言えまいか。

 国立戒壇を何故 放棄しなければならなかったか。それは本門の戒壇堂と昭和四十七年完成の正本堂を 無理に結びつけようとしたからである。
 正本堂は正本堂、本門の戒壇堂は全日本の人が納得のいく広宣流布をしてから建立すれば、代々の法主の国立戒壇に関する言葉を否定する必要はなかったし、日達法主も苦しい弁明をすることもなかったのである。

 正本堂を建立する以前は学会において、盛んに三大秘法抄が教材として使われたが、今はもう講義されていない。講義出来ない というのが本音であろう。
 ともあれ三大秘法の広宣流布、本門の戒壇堂の建立は 心新たにして第一歩から始めなくてはなるまい。

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