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     “吹けば飛ぶ男”の奮戦記
  
--- 古参代議士が見た創価学会 ---

           
まえがき

 (略) 正確な情報のないところに、正しい判断はありえません。
 幸運にも、あるいは皮肉にもというべきか、私は、池田大作氏の“鶴のひと声”で、正確な判断材料を入手できる国会議員という環境に 身を置くことができました。

 そして 池田大作創価学会名誉会長が主張する 「広宣流布」の変形版、もしくはミニチュア版ともいうべきものを、その池田氏の創価学会・公明党支配の実態の中に 見てしまいました。
 それは、民主主義だとか基本的人権だとかの問題以前の、まさに「人間の尊厳」に対する 重大な挑戦だと言わざるをえません。

 そしてそれを、創価学会第三代会長に池田大作氏が就任以来 三〇年の長きにわたって許してきたばかりか、むしろ進んで加担してきた私自身の責任もいま、問い直されています。(略)
 政治に手を染める前は、信心こそは人後に落ちないとの自負はあるものの、平凡な「うどん屋」のオヤジにすぎなかった私が、権力闘争に加わって力を発揮する能力など 持合わせるはずもありません。

 今はただ、“吹けば飛ぶ男”( 池田大作氏が 私を称して言った言葉。本文一七七貢。その時 私自身も「言いえて妙」と 内心苦笑させられた )が、この目と耳で確かめた事実に関わる情報を 出来るだけ多くの人々、とりわけ創価学会の純真な会員の方々に届けることが、私の国会議員としての最後の務めではないかと思います。(略)
                       

 


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