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盗聴犯罪の動機をみずから暴露
公明党渡部国対委員長(当時)の講演
公明党・渡部一郎国対委員長(当時)の講演(七〇年一月十一日、日大講堂)がどんなにひどいものだったか、その内容の一部(抜すい)をふり返ってみましょう。
「藤原弘達というヘンなやつの書いた、ヘンなやつでありますけれど、あいつの書いた本を弾圧したんだ、……しかも自由民主党の田中角栄を使って、竹入、矢野の両氏が弾圧したんだ、そんなバカなことがあるか! こういうように、いま共産党は一生懸命にビラをまき、宣伝をし……書きまくっている」
「また社会党のうすバカどもが調子にのって『言論の自由の問題は政治の問題であるから、われわれもとりあげたい』。このあいだからとくに百四十議席から九十に落ちたのがこたえているんだな。ひがみぬいとる感じだな(笑い)。……とにかくひがんだヘンな目つきして、傷だらけの傷病兵みたいなもんだ」
「そこへ民社党が……どっちの味方なんだ。わけがわかんなくなる(笑い)。頭が宙返りしている。……気が違っているとしか思われない(笑い)」
「それから、自民党なんかにものをたのむほどうちは落ちぶれていませんよ。はっきりいっておくけど(長い拍手)。みなさんにわかっといてもらいたいんだけど、うちは自民党に“貸し”はあるけど“借り”はないですよ(拍手)。……最近は“角”とか“福”とかいう連中が次の総理になるそうなんだな。はっきりいっておくけど、両方とも“黒い霧”のヒモがちゃんとついてるんだ。導火線をうちは握っとるんだ(笑い)。いつだって火はつけられるんだ(笑いと拍手)。選挙があるから、がまんしているだけだ。それなのにいい調子になりやがってね」
(句読・改行等、便の為に当サイトにて添加)
この低俗な発言を追求され、渡部国対委員長は国対委員長を辞任せざるをえなくなったことでした。
そして十五年後、東京地裁判決が出るや創価学会に抗議電話や問い合わせが殺到、弁解も思うにまかせず苦し紛れに口コミで
「言論出版問題のとき、共産党も盗聴をやり、公明党国対委員長の演説を盗みどりした。それで学会もやむを得ず宮本宅を盗聴したんだ」 などと内部への言い訳けをしたことですが、これを聞きつけた共産党からはかえって宮本宅盗聴の動機を自ら暴露していると指摘されてしまったことでした。
(
平成十四年一月二十日、櫻川
記 )
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