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日本共産党第十回中央委員会総会
宮本議長の冒頭発言から
この間、創価学会による電話盗聴事件への民事判決がありました。そして、多くの人びとが驚きと怒りを表明しております。
昨年くれには、共創協定の廃棄がおこなわれました。あの共創協定というものは、中身は立派だったけれども、公表直後からの創価学会・公明党の不誠実きわまる態度から死文化され、さんざん辱められてきた。
「死文は死文として葬り去ることが歴史への誠実だ」と私も九中総でのべたわけであります。
こんどの盗聴事件にかんしては、創価学会というのは、口では人の道を説きながら、さまざまな反社会的行動をかさねており、きたなく、陰湿で謀略的な偽善的な反社会集団であるということを声を大にして指摘する必要があるのであります。
しかも、そういう実態が暴露されても、法難とか、三障四魔とか、あるいはデマとかいって居直って信者、支持者をあざむいているという点で、この反社会性は二重のものであります。しかもこういう勢力が日本政治の反動化のフィクサーになっている。
みなさん、あの盗聴事件訴訟は、私自身が直接の被害者であり、私が原告の立場でやったものであります。これは、天網恢々疎にして漏らさずということの一つのあらわれとして、また日本共産党と公明党その他の従来の経過の一つの決算として、一過性のものとしてあつかわず、おおいに重視する必要があります。
(句読・改行等、便の為に当サイトにて添加)
ちょうど本件電話盗聴事件の判決(昭和六十年四月二十二日)があった直後の五月に、日本共産党第十回中央委員会総会が開催されたのでした。
電話盗聴の直接の被害者であり原告であった、宮本顕治共産党中央委員会幹部会委員長(当時)の発言、まったくそのとおりというべきでありましょう。
そして、「共創協定」も共産党から見れば、「公表直後からの創価学会・公明党の不誠実きわまる態度から死文化され、さんざん辱められてきた」、という状況であったことが知られます。
(
平成十四年二月二十日、櫻川 記 )
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