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非営利組織の経営 ( 原理と実践 )
( Managing The Nonprofit Organization )
[U部]使命から成果へ
--- マーケティング、イノベーション、
資金源開拓の効果的戦略
1章 --- よき意図を成果に結びつけるには
非営利機関のマーケティングは、販売促進とはまったく違う。それはマーケットを知り(つまりマーケットリサーチである)、マーケットをセグメント(区分)し、サービスの受け手の側に立って考えることである。
目に見えないものを売るという点でビジネスのそれとはまったく異なる。顧客にとって価値あるものとなる何かを売るのである。
非営利機関たる病院は、顧客たる医師に患者の病気を売りつけるわけではない。医師の治療に対して、どのような手助けができるかを売り込むのである。それは一つのコンセプト(つまり抽象概念)であり、コンセプトを売るということは、モノを売ることとは異なる。
非営利機関を効果的に運営していくためには、サービスを構想する段階からマーケティングを組み込んでおかなければならない。そして、これこそがトップの仕事である。
原則の第二は、顧客を知れということである。ノーといえる人が顧客であると定義するならば、事実上、誰でも二人以上の顧客をもっている。
非営利機関にとっては、マーケティング戦略が、第一の基本的な戦略である。つまり、非営利機関は、市場に関する十分な知識を蓄えていなければならない。また特定の目的と目標をもったマーケティングの計画が、必要である。そして私がマーケティング責任と呼ぶもの、すなわち顧客のことを真剣に考えることが必要である。
(上記科段は、便の為に当サイトにて添加)
顕正会の「御遺命守護」に関わる部分のみ、御遺命守護資料館の貴重な資料として抜粋して紹介しました。著作権者からの指摘・要請があれば、相応の対応を検討します。
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