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非営利組織の経営 ( 原理と実践 )
( Managing The Nonprofit Organization )
[V部]成果をあげるためのマネジメント
--- 成果をどう定義するか、どう評価するか
3章 --- 成果をあげるための意思決定
非営利機関でも企業でも役員は、実際は意思決定にあまり時間を使っていない。彼らは、会議・面談、あるいはほんのちょっとの情報を収集するために、ずっと多くの時間を使っている。
しかし、意思決定にこそ、あらゆることが集約される。それが、組織として生きるか死ぬかの分かれ目になる。
他のことは、たいてい役員でなくてもできる。しかし意思決定は、役員でなければできない。そして、役員には効果をあげる意思決定を行なうか、効果をあげられない者であることを自ら暴露するか、二つに一つしかない。
最も効果をあげられない意思決定者とは、のべつ意思決定する者である。本当に効果をあける意思決定者は、非常に少ない意思決定しかしない。重要な判断だけに集中する。
機会とリスク
意思決定を行なううえで次に問題になるのは、機会対リスクの問題である。人は、リスクの方ではなく、機会の方にまず目を向けなければならない。
リスクには三つの種類がある。
一つは、冒してもよいリスクである。失敗しても、少しの損害を甘受すれば、容易に取り戻しのきくリスクである。次に、失敗によって重大な損失が生じ、取り戻しのきかない決定かある。そしてさらに一つ、リスクが大きいことはわかっているが、冒さざるを得ないリスクがある。
(上記科段は、便の為に当サイトにて添加)
顕正会の「御遺命守護」に関わる部分のみ、御遺命守護資料館の貴重な資料として抜粋して紹介しました。著作権者からの指摘・要請があれば、相応の対応を検討します。
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