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非営利組織の経営 ( 原理と実践 )
( Managing The Nonprofit Organization )
[W都]人事と人間関係 --- 職員、理事会、
ボランティア、コミュニティ
1章 --- 人事
人を育成するには
組租は人を変える。否応なく変える。人を成長させるか、阻害するか、どちらかである。つくり上げるか、破壊するか、どちらかである。
人を育成するということについて、われわれは何を知っているだろうか.非常に多くのことかわかっている。われわれは、何をしてはならないかについては、確実に知っている。
まず第一に、人が不得意なことをやらせようとしてはならない。人々が組織で成果をあげるよう期待するのであれば、その人たちの弱みを強調するのではなく、強みを活かすべきである。個性については、こちらがこうあってほしいというものではなく、あるがままのものを使わなければならない。
第二にしてはならないことは、人を育成するに当たって、近視眼的な見方をしてはならないということである。人は、特定の仕事のために、特定の技術を身につけなければならない。個々の仕事の方が、長期的な目標の方に合わせられなければならない。次にしてはならないこととしてわかっていることは、将来を約束したクラウン・プリンスをつくってはならないということである。
私が知っているなかで、人を育成することに最も成功している人は、ある大きな教会の牧師である。彼がいうには、教会の礼拝に顔を出す若い人々に対し、四つのものを与えるよう心掛けているという。@
導いてやる相談役、A 技術を伸ばしてやる教師、B 進歩を評価してやる判定人、C
励ましてやる激励者である。
そこで、彼自身はこの四つのうちのどの役割を受け持っているのかと尋ねたところ、こう答えた。「私は、激励者だ。一番上に立つ者しか、本当の激励者にはなれない」。
最もよろしくないのは、社会的な地位を組織の運営に持ち込んで、人の育成を阻害することである。
(上記科段は、便の為に当サイトにて添加)
顕正会の「御遺命守護」に関わる部分のみ、御遺命守護資料館の貴重な資料として抜粋して紹介しました。著作権者からの指摘・要請があれば、相応の対応を検討します。
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