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       地震予報に挑む

はじめに
第1章
星空に現れた前兆
    星空に向けたアンテナ
    教科書に出てないぞ!
     --- FM電波を使った流星観測
    直感を信じて --- 地震と変動との相関
    ゆっくりした揺れを感じた兵庫県南部地震の朝
     --- 人生の転機
    もう大きな余震は発生しませんよ
第2章 電離層と地表でできたコンデンサー
    前年のデータの再調査
    また大地震か?
    「あなたは流星がたくさん飛んだのを
                   見間違えたのです」
    天文学との違い
    公開天文台を閉めて!
     --- 電波観測を続ける決心
    巨大空気コンデンサーという発想
    「地震前兆検知公開実験」の開始
弟3章 地震がいつどこで発生するのか
    モニターできる領域
    地震前兆の種類
    発生する地震の規模の推定
    発生する地震の場所の推定
    伊豆群発地震と秋田内陸南部地震
    南開東で大型? --- サイレント地震の前兆検知
    いつ地震は発生するか? --- 「二〇:一三」「六:一」の比率
    海洋プレート地震
    鹿児島薩摩地震と岐阜美濃地震 --- 浅い地殻地震の先行時間
第4章 前兆波形は何を示すか
    東京湾地震 --- あるコンファレンスでの発表
    あてずっぽうじゃない --- 山口東部地震、秋田沿岸南部地震
    ヘリで送遷されたカメラマン --- 雫石地震
    前兆が減衰する
    連続短周期波形 --- 継続時間と規模の比例関係
    低角地震の前兆波形
    深発地震前兆
    火山活動前兆 --- 有珠山噴火で明らかになったこと
    噴火に至るかどうか --- 伊豆諸島の火山性地震活動
    領域推定に失敗した滋賀県北部地震
第5章 地震予知とは何か
    地震予知に科学的ロマンを求めて
    科学となるためのルール
    電磁気学的な観測研究 --- 地震予知の新しい分野
    無力の学習
    生活レベルで役に立つ情報とは
第6章 地震予測のプロセスと仮説
    地殻活動を予測する --- 経験則のまとめ
      @ ノイズと前兆の識別
      A 領域の推定
      B 規模の推定
      C 発生日の推定
      D 観測情報のまとめ
    中規模地震発生の予測と実際
    仮説 --- 地震発生に先行する電離層の変化
    考えられる原因は?
第7章 地震予報への道
    理論解明が先か、防災利用が先か
    事前の情報公開は可能か?
    危溌管理が苦手な日本人
    パニックにならないためには
    法的不整備とリスクコミュニケーション
    公開実験による検証と支援のシステム 
    みんなの力 --- EPlO応援班
    遠隔観測点の設置と重要性
    地震予報をいかに実現していくか?
    星から生まれ星へ還る私たち
おわりに
「地震前兆検知公開実験」への参加方法について



 FM電波による流星観測から 地震の前兆現象を発見し、観測を続けていた著者。一九九五年一月、それまでに見たことのない 異常なデータが観測され、その三日後、兵庫県南部地震が発生。この日を境に 著者の人生は大きく変わった ---。
 本書では、日々の観測結果から解析された数々の経験則と、その驚くべき成果を明らかにする。時期・場所・規模を どう予測するのか? 得られた情報を 広く公開し役立てるには、どのような 危機管理体制が必要か? 世界有数の地震国に暮らす 私たち一人一人に、重い問いを投げかける。
                             ( 裏表紙の「内容紹介」より )

 串田嘉男・八ヶ岳南麓天文台長の、平成十五年九月 南関東大規模地震予報


 顕正会の「御遺命守護」に関わる部分のみ、御遺命守護資料館の貴重な資料として抜粋して紹介しました。著作権者からの指摘・要請があれば、相応の対応を検討します。

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