顕正会の崩壊は近い


浅井会長の実現不可能な「誇大妄想」を直視しよう!
 

 

      年頭の辞 


            "躍進第一年" 三十万達成の年

                            日蓮正宗顕正会 会長 淺井昭衞

 昨年は、御本仏一期の御遺命に背き奉ることが、どれほど恐ろしい罰を招くかを、まざまざと見せて頂いた一年であった。

 政治野心に燃える学会と、その金力に諂う宗門が癒着し、御遺命たる国立戒壇を抹殺して正本堂を御遺命の戒壇と偽ったが、その誑惑が崩れると同時に、両者に疑心暗鬼と憎しみが生じ、ついに阿部管長は、創価学会を「大謗法団体」ときめつけて「破門」に処し、一方池田大作は阿部管長を「邪教の法主」と罵り、一千六百万人にのぼる「日顕法主退座勧告」の署名を集めたのであった。
 今や総本山には連日多数の右翼の街宣車が押しかけ、境内には火炎ビンまで投げこまれている。
 まさに報恩抄の「智証の門家・園城寺と、慈覚の門家・叡山と、修羅と悪竜の合戦ひまなし。園城寺をやき、叡山をやく」の御金言のままではないか。

 宗門・学会の曽ての蜜月時代に、誰人が今日の事態を予想し得たであろうか。御本仏を蔑り御遺命に背くことがどれほど恐ろしいことか、この眼前の罰を見て誰人も深く恐れ慎まなければいけない。
 ただし、主犯の池田大作には未だ一分の怖畏慚愧もなく、その言動は一闡提のごとくである。阿部管長には一分の改悔は見られるものの、その懺悔は五体投地のそれとはほど遠い。ゆえに未だ戒壇の大御本尊は、恐れ多くも不浄の正本堂に居えられ奉ったままになっている。
 正系門家にこの濁乱ある以上、日本が傾かぬはずはない。

 見よ、世界の激動を!
 ソ連は解体して内乱・内戦に向いつつある。この内戦は二万七千発の核弾頭の上で行われるのである。そしてこのソ連の混乱の影響を直接・間接に受け、北東アジアは世界で最も危険な地帯に確実になりつつある。
 仏法の眼を関いて見れぱ、磁石が鉄を吸うがごとく、日本は災を千里の外より招く。東北アジアの不気味な動向は、その兆なのである。

 本年顕正会の弘通は三十万に達する。そして数年後には必ず百万が成る。濁乱の宗門の中に、濁悪の日本国の中に、身命も惜しまず日蓮大聖人の御遺命を奉ずる百万の仏弟子の大集団が出現するのである。その意義の重大さは、とうてい言葉には尽くしがたい。
 いま世間は、学会・宗門の醜い抗争を見て、日蓮正宗を軽侮している。だが顕正会の戦いにより、やがて日蓮大聖人の崇高の御精神、立正安国の師子吼を、全日本人が耳にすることを得よう。
 信ずる信じないは各自の自由、しかし世間に諂わず国立戒壇の正義を説くことは仏弟子の使命である。かくて信謗彼此 決定して、国家体験が起こるのである。

 顕正会はいよいよ躍進すべき時を迎えた。この時に感じ、地涌の流類が続々と集いきたることは疑いない。一人ひとりが広布の人材に成長しなければならぬ。御本尊様より力を頂き、百人・千人・万人の人々を励まし率いる大人材に成長しよう。
 顕正会の躍進の中に、御遺命守護完結も、一国広布もあるのである。大聖人様は御照覧あそばす。勇躍して死身弘法に撒しようではないか。

 平成四年元旦