年頭の辞
大節五十万 明年前半に達成
日蓮正宗顕正会 会長 淺井昭衞
昨年は、顕正会の歴史において、まさに期を画する年であった。全顕正会員が"大聖人の待たせ給う大法戦場"を見据え、魔障の逆風に打ち勝ち、ついに空前四万六千の年間弘通を成し遂げたのであった。
しかもこの厳しき弘通を為すのに、顕正会には大歓喜がみなぎっていた。
見よ、体育文化祭における"顕正家族"の意気と団結と大感激を!! ―― このように清々しく凛々しい団体が、今の日本のどこにあろうか。
これ地涌の流類ここに集い来たり、心豊かに和合しつつ"大難事の広宣流布"を成し遂げるの勇姿ではないか。
思えば二十年前、学会と宗門は癒着して国立戒壇の御遺命を破壊し、諌める顕正会を死罪に等しき解散処分に処した。だが今や、両者は泥沼のごとき抗争に陥り、折伏弘通も全く止まってしまった。しかるに死罪を受けた顕正会いま、ひとり、大地ゆるがす広布の大行進をなしているのである。
これほどの不思議があろうか。まさしく御本仏の御守護以外にはない。大聖人が、御遺命を守り奉った顕正会をして立たしめ、戦わしめておられるのだ。
而して日本を見るに、一瞬にして首都圏を潰滅させ、一瞬にして日本経済を崩壊させ世界恐慌をも招くであろう巨大地震は、刻一刻と近づきつつある。
また北東アジアはキナ臭さを増し、台湾海峡と朝鮮半島では、いつ戦争が勃発するかも知れぬ事態になっている。他国侵逼の影は、日ごと歳ごとに濃くなりつつあるのだ。
これらの諸情勢を見るに、六年後の"十万人の国会請願"の前に、どうしても、その前段階の諌暁の戦いを、もう起こさなければならない。
私はそれを、五十万達成の時と決意している、この五十万は、平成九年の前半までに必ず成し遂げる。もう日本には時間がないのだ。
大聖人様は顕正会の前進をお待ちあそばす。同志諸氏よ、戦おうではないか。
平成八年元旦