顕正会の崩壊は近い


浅井会長の実現不可能な「誇大妄想」を直視しよう!
 

 

      年頭の辞


             国難五年

                            冨士大石寺顕正会 会長 淺井昭衞

 ついに、二百万達成の年を迎えた。 この二百万こそ広宣流布の基盤である。
 思えば、この二百万を決意し誓願したのは、四年前の二○一四年であった。
 この年、中国は「東風41」と「巨浪2」を開発 し、対米先制核攻撃能力と報復能力を併せ持った。 これによりアメリカは対中核戦争が不可能となり、 日本を守るべき「核の傘」も消滅した。
 ということは、戦後七〇年、アメリカの保護のもとに属国的平和を享受してきた日本が、歴史的な国家存亡の危機を迎えたということである。

 またこの年、日蓮大聖人の正系門家・富士大石寺において、創価学会が、大聖人出世の御本懐たる「本門戒壇の大御本尊」を、「受持の対象には しない」と宣言して捨て奉った。
 池田大作はすでに昭和四〇年代に、大聖人の唯一の御遺命たる「国立戒壇建立」を否定し、これ を事実化するために偽戒壇・正本堂まで建てた。このとき宗門は学会の金力・権力に諂い、この悪事に協力した。このように、学会・宗門は共にす でに御本仏の御遺命に背いていたのである。
 そのうえに、学会はあろうことか、ついに大聖人の御法魂たる戒壇の大御本尊まで捨て奉ったのである。これ、第六天の魔王その身に入りし輩しか為し得ぬ、極限の大謗法である。

 「仏法は体のごとし、世間は影のごとし。体曲れば影ななめなり」(富木抄)と。
 正系門家のこの濁乱こそ、日本が亡国の大難を招く根本原因である。
 大聖人は、伝教大師の正系門家・比叡山に仮託 して、この道理を御教示下されている。
 「仏法の滅不滅は叡山にあるべし。叡山の仏法滅せるかのゆえに、異国、我が朝を亡ぼさんとす」 (法門申さるべき様の事)と。
 いま日蓮大聖人の正系・富士大石寺の仏法濁乱するゆえに、隣国は日本を侵略せんとしている。 ゆえに私は、この年を「国難元年」と名づけ「早く広宣流布の基盤たる二百万を成し遂げ、 大聖人様のお待ちあそばす広布の決戦場に馳せ参じなければ...」と決意し、その出陣たる五万人男子部大会を開き、「二〇一九年までの二百万達成」を全員で誓願したのであった。
 その二百万が、二〇一九年を待たずに、一年も早く本年七月に達成されること、広布の決戦場に些かも遅れずと思えば、ただただ有難さが込み 上げてくる。

 本年は国難五年――。
 いま世界は、リーダーなき「G0」の時代といわれている。覇権国・アメリカは衰退し、軍事膨張一筋の中国が台頭しつつある。そしてロシアはこの中国と事実上の軍事同盟を結びアメリカと対抗している。加えて欧州は混乱し、中東はエルサ レム問題で第五次中東戦争さえ囁かれている。
 まさに世界は秩序なき戦国時代に入りつつあ る。しかも核は世界に拡散している。
 今度おこる第三次世界大戦こそ、大聖人御予言の、広布前夜の「前代未聞の大闘諍」である。
 そのとき日本は、圧倒的な軍事力を有する中国の「他国来難」に襲われる。またその序として、北朝鮮の核攻撃・電磁パルス攻撃の恐れもある。
 この大国難は、アメリカの安全保障も、日本の軍事強化も、役には立たぬ。諸天の責めなるがゆえである。

 この亡国の大難をお救い下さるのは、諸天に申し付ける絶大威徳まします、日蓮大聖人ただ御一 人であられる。
 ゆえに大聖人は佐渡雪中で「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」と師子吼あそばされた。
 この大師子吼を全日本人に教え、日蓮大聖人を信ぜしむる戦いをなすのは、御遺命を守護し奉った仏弟子の大集団・顕正会以外にはない。
 二〇年代こそ広宣流布の決戦場である。
 広宣流布は大聖人様の絶大威徳により、必ず一時に成る。
 「ただをかせ給へ、梵天・帝釈等の御計として、 日本国一時に信ずる事あるべし」(上野抄) とはこの事である。
 末代の凡夫が、大聖人様の御縁に牽かれ、この御化導のお手伝いが叶うとは、何と有難いことか。
 さあ、早く眼前の二百万を成し遂げ、速やかに大聖人の御馬前に馳せ参じようではないか。

  平成三〇年 元旦