顕正会の崩壊は近い


浅井会長の実現不可能な「誇大妄想」を直視しよう!
 

 

      原発廃絶を叫ぶ意図



 平成22年9月、淺井昭衞会長は宗教法人「顕正会」の代表役員を退いた。
 教団のすべての利権を引き継いだ後任「代表役員」は、その8ヶ月前の平成22年1月に理事長に就任した、浅井城衛氏である。
 しかし、城衛氏が代表役員であることは「浅井先生絶対」の顕正会員に対し、厳重に秘匿されている。

 代表役員とは、「この法人を代表し、その事務を総理する」と「宗教法人顕正会規則」に定められているが、その規則が存在することすら顕正会員にほとんど知らされていない。
 この規則の主旨は、「代表役員の選任方法」と「資産・財産の管理」にかかわることであり、顕正会のすべての「指揮権・財産権」は規則に基づいてすでに、浅井城衛氏に継承・世襲されていたのである。
 これほど重大なことが、顕正会員には一切知らされていない。
 何故か?
 それは、顕正会員に対する淺井昭衞会長の騙しと裏切りが、根底にあるからだ。

 では、騙し・裏切りとは何か?
 それは、「一国広布」も「国立戒壇」も淺井昭衞会長にとってすでに夢物語でしかないにもかかわらず、「あと十有余年」「天母山への紅の涙」等と、あたかも近く実現するかのように会員を欺いていることである。

 拙著「迷走する顕正会を斬る」(日新報道、p319)でも、「一国広布は偽りの看板」であることを論じた。
 浅井会長が実際は貪欲であることを、中枢幹部なら知っている。せっかく築いた教団資産を、他人に渡すものか..。浅井家で代々継承すること、それが昭衛氏の悲願なのだ。
 五十有余年ひたすら待望した大地震だが、いつまでも来ないのでさすがに言及を控えた時、期せずして今回の巨大地震が到来した。
 ここぞとばかり、原発廃絶を叫び「推進する者は国賊」とまで言い切った浅井会長であるが、その意図は何か?

 浅井会長は、端的にこう述べている。
人々に原発災害・国家破産を指摘するのも、近き将来の他国侵逼を見つめさせるのも、偏に日蓮大聖人を信ぜしめるため、お題目を唱えさせるため」、と。
 ここで、「日蓮大聖人を信ぜしめるため、お題目を唱えさせるため」とは、「顕正会に入会させるため」と同義であることは、誰にも判るだろう。それは、「浅井先生絶対」の会員を作ることである。
 理の赴くところ、原発災害・国家破産を指摘するのも、近き将来の他国侵逼を見つめさせるのも、ひとえに人々を顕正会に入会させ「自分(浅井)を尊崇せしめるため」、ということに帰着する!

 顕正会の現役活動会員諸氏には、かけがえのない人生を老人の妄想に幻惑されて棒に振る前に、浅井会長の一連の言動と組織の現状とを、よくよく見つめていただきたい。(櫻川 記 2012,02/04)