よく見ててごらんなさい
平成25年3月度総幹部会で、浅井会長は安倍政権を批判して「よく見ててごらんなさい」と述べ、最後に大言を発して講演を結んだ。
・二〇二〇年代こそ、広宣流布の決戦場
・この決戦場に、六千万の地涌の菩薩が馳せ参じ
・六千万の地涌出現は必ず間に合う
浅井会長は、「二〇二〇年代に顕正会の会員数が必ず六千万となる」と期限を切って、途方も無い数字を言い切ってみせた。
顕正会員諸氏には、大事なことであるから冷静に、よく考えてみて欲しい。
広宣流布の決戦場たる二〇二〇年代の最後、会長の年齢は98歳となっている。
淺井昭衞氏が「六千万の地涌出現は必ず間に合う」と本気で思っているなら、妄想も甚だしい。もはや正気を失っている、と言われてもしかたないだろう。
六千万など無謀な幻想と判った上で、敢えて「必ず間に合う」と煽動しているなら、会員を誑かす悪質な組織ぐるみの詐欺である。
いずれにしても異常者か詐欺師か、そのどちらかということになりはしないか?
浅井会長の言葉を借りて云おう。「よく見ててごらんなさい」
今の推移で行けば二〇二〇年代が過ぎても、顕正会は300万会員にすら達していないだろう。
これまでも、「あと二十五年(平成19年)で人類絶滅」、「一千万はあと15年(平成25年)」等の言明に、浅井会長は煽動の責任も取らず何の釈明もしていない。まるでそうした言及など、過去に一切なかったかのようだ。
そうであれば未来の六千万も、また同様の顛末と見るのが当然だろう。いわんや、二〇二〇年代の終わりに淺井昭衞氏が存命している可能性は、ほとんどないのである。
もういいかげん、目を覚ましてもよい..のではないだろうか。顕正会員の諸君、先生と組織に御奉公を貫いて、人生を無駄にしないでほしい。
もし、「浅井先生に騙されていようとも、自分は命かけて先生を信ずる」と、そこまでの覚悟があるならそれもいいだろう。しかし そのリスクは、せめて自分だけで負うべきである。他人までも、無責任な夢追い人の信奉者に、させてはいけない。騙されるのは自分だけにしよう、詐欺の片棒を担いではいけない。
そして、心配することはない。顕正会の存在などなくても、「根本の妙国」たる日本が近く滅びる、などということはないのだから。(櫻川 記 2013年07月03日)