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顕正新聞 平成十四年四月五日号
立宗七百五〇年の重大意義 心腑に
三月度折伏弘通 八、〇一二名
顕正会の重き使命に満場奮い立つ
浅井先生の講演
先生は開口一番「迎える四月は、御本仏日蓮大聖人が、始めて南無妙法蓮華経と唱え出されてより、ちょうど七百五十年に当たる意義重大なる月。また顕正会においては、百万をめざす序盤戦の締め括りの月である。この四月の弘通誓願は再び『八千』とする。ただしこの四月こそ、全組織が勝っていきたい。そして文字通り八千を大きく突破して、立宗七百五十年の御報恩に擬し奉りたい」と大号令を下された。
ついで先生は「建長五年四月二十八日の夜明けどき、大聖人様は房州清澄山の頂にお立ちになられた。この山頂からは、果てしなく広がる太平洋が一望できる。辺りはまだ暗い。この暗闇を破って一条の光が差すと共に、水平線上の彼方に、光明赫々たる太陽がゆっくりと昇る。この旭日に向かって、大聖人様は始めて『南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経』と御唱え出だされた。その荘重にして朗々たる音声は、宇宙法界に響きわたったのである」と立宗における大聖人の大慈大悲の御振舞いを偲び奉るとともに、この立宗における大聖人の大慈悲により、日本の広宣流布・国立戒壇建立も、全世界の広宣流布も成し遂げられる雄大なる御化導の姿を示された。
さらに先生は「いま私たちは、この日本の広宣流布の前夜に生まれ合わせて大事の御奉公ができること、何とも有難いきわみである。そしてもう、日本の広宣流布は最終段階である。この最終段階をもし広く論ずれば、まさしく昭和二十年の敗戦が、その入口であった」として、この敗戦から今日までの広宣流布の大きな流れについて述べられた。
敗戦直後の立宗七百年を期に始まった学会による広宣流布の潮流は、池田大作が第六天の魔王に誑かされ、国立戒壇を放棄し正本堂の大誑惑を企てたことで挫折、その結果、池田は「ガンジーを魂とする」とまで堕落し、一方、御遺命破壊に加担した六十六・七の二代にわたる貫首は御相承の「授」「受」の資格を失い、この貫首不在という正系門家の七百年来曾てない異常事態により、いま日本は亡国の危機を迎えていることを、仏法上から鋭く指摘された。
ついで「一閻浮提大闘諍も、いよいよその第二幕が始まらんとしている」として、アメリカが大量破壊兵器を所有する七箇国に対して「核兵器使用計画」の策定を始めたことを挙げて「前代未聞の大闘諍の構図が一気に浮上してきた」と指摘され「もし事が起これば、あてどなく漂流を続けている日本は、あっという間にこの大渦に巻き込まれ、亡国が事実となる。このとき、大聖人様は国を救うため、百万の仏弟子の大集団を戦わしめ給うのである」と強々と叫ばれた。
最後に、立宗七百五十年の大節に大聖人に忠誠を貫く百万の地涌の流類が出現せんとしている意義の重大さを示され「さあ迎える四月、立宗七百五十年の重大意義を胸に、全く新たな戦いを起こし、何としても大聖人様に応え奉ろうではないか」と烈々と結ばれた。
先生の火を吐くような裂帛の指導に、場内には歓喜と確信と燃え立つような決意がうず巻き、万雷のごとき大拍手が鳴り響いた。
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