冨士大石寺顕正会の基礎知識


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       冨士大石寺顕正会とは


 日蓮大聖人は御入滅に際し、あまたの御弟子の中から日興上人を選び、滅後の「大導師」として仏法のすべてを付嘱されると共に、日本と世界の真の安泰・平和のため、将来、日本国一同が帰依するとき、一国の総意を以て「本門戒壇」を建立すべき旨を、御遺命された。

 日興上人はこの国立戒壇建立の御遺命を奉じて、広宣流布の礎たるべき寺を正応三年( 1290 )、富士山麓の大石ヶ原に建立された。これが仏法の唯一の正系「冨士大石寺」である。そしてこの冨士大石寺を総本山として、六百余の末寺を包括する宗教法人が「日蓮正宗」である。顕正会はこの日蓮正宗の信徒団体であり、創価学会も同じく日蓮正宗の一信徒団体であった。

 ちなみに、日蓮正宗の唯一の使命・目的は、冨士大石寺を総本山としている以上、当然国立戒壇の建立にあった。ところが、創価学会が政治野心を懐いてから、日蓮正宗からこの「国立戒壇」の大目的が消滅した。創価学会が「国立戒壇は選挙に不利」として、日蓮正宗にこれを放棄せしめたからである。
 さらに学会は俄に「正本堂」という建物を造り、これを「御遺命の戒壇」と偽った。これは日蓮大聖人の御遺命に対する重大な違背である。しかるに、これを制止すべき日蓮正宗の高僧等は創価学会に諂い
、この仏法破壊に同調してしまった。

 これを見て顕正会は、連々と創価学会を諌め続けた。学会はついに日蓮正宗を動かし、顕正会を 解散処分に付せしめた。だが、顕正会はこの理不尽の弾圧に屈せず、日蓮大聖人の御遺命を高く掲げて正法弘通に立ち、その死身弘法は本年六月を以て、ついに五十万人に達した。

 一方、癒着した日蓮正宗と創価学会はその後自然と争いを生じ、その醜い抗争の姿を一国に晒している。これ御遺命に背いた罰である。仏法の世界がこのように濁乱すれば、国もまた濁乱する。日本はいままさに亡国の危機を迎えている。
 ここにいま、顕正会は正系門家の中で御遺命を守り抜いた唯一の団体として、二祖日興上人・三祖日目上人の冨士大石寺の 清らかな源流に立ち還り、日蓮大聖人の御遺命実現をめざし、死力を尽くしているのである。



    平成九年六月二十二日 冨士大石寺顕正会 会長 浅井 昭衞




 
この文章・写真は、日本国民に告ぐ!「 日蓮大聖人に帰依しなければ日本は必ず亡ぶ 」( 顕正新聞社発行、平成九年七月十六日 )の巻頭より、転載したものです。


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