冨士大石寺顕正会の基礎知識


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顕正新聞 平成十五年六月二十五日号


    日蓮大聖人こそ賞罰正しき御本仏
    
執着を捨て肚を決めれば力が出る

 六月度御書講義は浅井先生により五日、大宮ソニックシティ大ホールで行われた。今月の拝読御書は建治三年秋に賜った「四条金吾殿御返事」であった。

 本抄は、御本仏日蓮大聖人の厳然たる賞罰のお力により広宣流布が進むことを、釈迦仏法伝来時の賞罰の現証を先例として御教示下されたもので、いま時に当たり、まことに有難く重大なる御書であった。
 先生の燃えるような情熱と確信に満ちた講義を通して、受講者全員が「
仏法と申すは勝負を先とす」との聖意を深く命に刻み、場内には言い知れぬ感動と決意がうずまいた。

 なお本講義はこの日以降、全国七百四十九会場でビデオ放映された。講義の大旨は次のごとくである。
 講義の冒頭、先生はまず次のごとく述べられた。

  
迫害がかえって「唯願説之」に

 「
本年は二月・三月・四月と『下種本仏成道御書』を三回にわたって拝読し、御本仏の国家権力すらも犯すことのできない絶大威力と崇高なるお姿を、全顕正会員が命に刻ませて頂いたが、本日の御書はその翌建治三年の御書である。
 日蓮大聖人の御威徳にはもう歯の立たぬことを知った邪僧・良観は、次の手として、大聖人を助けまいらせる有力なる信徒を落とそうと、さまざまな謀略を企てた。ここに建治三年前後、四条殿・池上殿・上野殿等に対して理不尽なる迫害が相次ぎ、さらにこの動きは弘安二年に至ってあの熱原の大法難となったのである。

 熱原の大法難のとき大聖人は門下一同に、こう仰せられている。『
各々師子王の心を取り出して、いかに人威(おど)すとも怖づる事なかれ。師子王は百獣に怖ぢず、師子の子又かくのごとし』と。大聖人様は師子王のごとく、すでに国家権力に打ち勝っておられる。ここに今度は、門下一同に国主の威しがあった。この威しこそ、よくよく見れば、大聖人に南無し奉る捨身の信心があるか否かの、弟子一同に対する試練であった。
 良観の、国家権力と結託してのこの威しは、かえって門下一同の不惜身命の信心を強め、大聖人の出世の本懐たる本門戒壇の大御本尊建立に対し奉る、弟子一同の『
唯願説之』となったのである

  
本抄の大意

 ついで先生は本抄の大意について「
三大秘法が弘まるときには厳然たる賞罰がある。すなわち仏様に敵対する者は必ず亡び、お味方申し上げる者は必ず勝つ。このことを釈迦仏法が日本に伝来したときの賞罰を先例として御教示下さり、以て四条金吾殿に大確信を与え拾うた御書である」と。

 (
以下、略




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