冨士大石寺顕正会の基礎知識


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顕正新聞 平成十五年八月十五日号


  「前代未聞の大闘諍」こそ広布の前相
    
百万の地涌の流類一結して御奉公を
 
      八月三日・日曜勤行の指導

 本日は八月三日、顕正会発足の記念日、しかも百万達成の年の記念日であります。ここに改めて、広宣流布に関する大事な御指南まします撰時抄の一節を、ただいま拝読させて頂きました。
 この御文は、一閻浮提の大闘諍、すなわち世界的規模の未曾有の大戦争が起こるとき、三大秘法は必ず広宣流布するとの、大聖人様の御予言であります。

 
「第五の五百歳」
  (略)
 
歴史上の事実を見よ
  (略)
 
「前代未聞の大闘諍」とは

 (略)大量破壊兵器とは、核兵器と、病原ウィルス等を撒き散らす生物兵器と、サリンなどの化学兵器ですね。この三つはそれぞれすでに、人類を絶滅させるほどの威力を持っている。これらは未だ曽て地球上になかった兵器です。
 それが七百年後の今日、出現し、しかもそれが世界中に拡散されつつある。このことが「前代未聞の大闘諍」の舞台装置なのであります。大量破壊兵器の拡散がどれほど危険で恐ろしいことなのか。これを最もよく知っているのが、世界の警察をもって任じているアメリカであります。

 
9・11 こそ幕開け

 一昨年のニューヨークにおける 9・11のテロが、この前代未聞の大闘諍の幕あけであった。どんな弱小国であろうと、どんな小さなテロ集団であろうと、大量破壊兵器を用いてテロを仕掛けて来るならば、アメリカといえども簡単に崩れてしまう。(略)

 
ガンの全身転移

 (略)ガンでも、ガン細胞が局所に集まっていれば 外科的処置は功を奏する。しかしガン細胞が全身に散ってしまったら、外科手術は通用しないのです。アメリカがどれほどの軍事力を持っていようとも、それは国対国の戦争においてのみ力を発揮できるのであって、全世界に散らばったガン細胞、テロ組織が相手では、手の打ちようがない。(略)
 もしこのテロ組織が、核物質や生物・化学兵器を手に入れて使用するとき、アメリカの巨大国家すら崩壊する。ここにアメリカの恐怖があり、誰も止めようのない世界を巻き込んでの「前代未聞の大闘諍」の姿があるのであります。

 
六ヶ国協議の矛盾

 ブッシュ大統領は 核開発をしている北朝鮮を次の目標として、いま圧力をかけている。ロシアの仲介で六ヶ国協議がまもなく始まろうとしているが、この六ヶ国を見てごらんなさい。米・中・ロと日、韓。日・韓は付録みたいなもので 当事者能力がない。当然仕切るのはアメリカ、そして中国・ロシアです。
 アメリカはともかくとして、中国もロシアも、北朝鮮よりさらに危険な核兵器を、大量に持っているではないか。こういう国が 北朝鮮に「核をやめろ」と言うのもおかしい。両国にはそれぞれ思惑がある、一筋縄ではいかない。ここに世界の混沌があるのです。

 
中国の限りなき膨張

 中国に至っては、七月三十日のアメリカ国防総省の議会報告書によれば、台湾海峡の中国大陸沿岸に、四百五十基のミサイルを配置し、年間七十五基のペースでさらに増設しつつあるという。さらにアメリカ本土を射程に入れた長距維ミサイルが、現在二十基配備されており、二〇〇五年には三十基、二〇一〇年には六十基になるという。
 アメリカはこれを座視できるか。アメリカ本土が危なくなって 北朝鮮の騒ぎどころではない。そして米中両国ともに、相手国を最終的な敵と認識しております。この大渦こそが、広布前夜の「前代未聞の大闘諍」であります。
 日本は必ず その大渦に巻き込まれていく。それは決して 遠い先のことではない。世界の動きは早い、テンポは早いのです。

 
一結して御奉公

 いいですか。大聖人様は 大蒙古の侵略せまる文永十年の観心本尊抄に 「
一閻浮提第一の本尊、此の国に立つべし」とご宣言され、そのご宣言どおりに、弘安二年に本門戒壇の大御本尊を建立あそばされた。そしていよいよ事の広宜流布の時には また「前代未聞の大闘諍」が起こる。それはいま まさに起こらんとしている。
 このとき、百万の地涌の流類 一結して大聖人様に御奉公できるとは、なんと有難いことか。四十六年目の発足記念日に当り、私はいま胸中に、深くこのことを感じております。
 私たちは、身はつたない凡夫ではあるが、生まれ合わせた時は重大である。何としても一結して、大聖人様に応え奉ろうではありませんか。




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