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--- 正本堂の誑惑を破し懺悔清算を求む ---
第三章 正本堂の誑惑を破す
( 日本国の仏法上の特質 )
皇室が日本の本来の王法・国主であることは、日本国の仏法上の特質に由来する。
日寛上人は「日本国は本因妙の教主日蓮大聖人の本国にして、本門三大秘法広宣流布の根本の妙国なり」(依義判文抄)と指南されている。
かかる三大秘法有縁の妙国ならば、この仏法を守護し奉る本有の王法が存在しないはずがない。
これが日本の皇室なのである。
されば「久遠下種の南無妙法蓮華経の守護神」(産湯相承)たる天照太神は皇祖としてこの王法の基礎を堅め、その勅に云く「葦原(あしはら)の千五百秋の瑞穂(みずほ)の国は、是れ吾(あ)か子孫(うみのこ)の王たるべきの地(くに)なり。宜しく爾(いまし)就(ゆ)いて治むべし、あまつひつぎの隆(さか)えまさんこと、当に天壌(あめつち)と窮り無かるべし」(三時弘教次第)と。
また同じく仏法守護の善神たる八幡大菩薩(第十六代應神天皇)は百王守護の誓いをなしている。
日本の皇室の、世界にも類を見ない永続は、実にこの仏法上の大因縁と使命によるのである。
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