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        御遺命守護の大闘争の足跡
                              編集部
     三、学会も曾っては国立戒壇の正論を唱う

        (
日蓮正宗創価学会

 更に三十七年発行の、原島理事長監修による「日蓮正宗創価学会」には、明確に国立戒壇の意義が述べられている。

 
本門の戒壇(一八八頁)「一般に、仏教で、戒壇とは、戒を授ける壇場をいう。日蓮大聖人の仏法では本門の本尊を安置したてまつって、信心修行に励む場所をいい、それには義と事がある。義の戒壇とは、本門の本尊が住するところを、いずれの地であってもその義が戒壇にあたるから、義の戒壇というのである。
 正しく事の戒壇とは、広宣流布の暁に建立される本門の戒壇をいい、本門戒壇の大御本尊が安置されることになる。三大秘法抄(一〇二二頁)にいわく、「
云々」と」。(略)

 
国立戒壇(四七六頁)「『国立戒壇』というと、すぐ一般の人々は、国家の圧力をもって建立されるように考える。また、日蓮正宗を国教にするのだと早合点して、批判を下す向きもある。(略)もしも...国立戒壇が、現在の状態で国家権力によって建立されたとしたら、どんな結果になるであろうか。(略)一般の人々は無信仰であり、無理解である。(略)現今の皇大神宮や明治神宮のごとき扱いをうけるであろう。(略)「かかる日蓮を用いぬるとも、あしくうやまはば国亡ぶべし」(種種御振舞御書 九一九頁)との御聖言のように、国民の謗法によって、かえって国に災難がおこるであろう。
 国立戒壇の建立は、国家のため、いな全人類救済のために建立されるものであって、日蓮正宗のため、はたまた創価学会のために建立されるものではないのである。ゆえに国立戒壇を建立するためには、その大前提として、あやまった本尊を破折し、正しい御本尊の流布が徹底的になされなければならないのである。(略)国立競技場、国立美術館、国立公園、国立劇場などが、すべて民衆の要望によって建設され、民衆のものとなっているのと同じであろう。こうして建設された本門戒壇こそ、末法万年尽未来際にわたって、永遠に民衆を救済しきってゆくものであるといわれるのである。したがって、国立戒壇の建立は、あくまでも全民衆の要望によって成就されるものであることを、主張しているのである


 是くの如く彼等も当時までは、純粋に大聖人の仰せのままに国立戒壇建立を唯一の御遺命としていたことは、誰人も否定し得ぬ事実である。
 而して公明党結成・衆院進出と共に、なし崩しに教義を改変し、自ら国立戒壇を「
日蓮正宗の宿願でありまた創価学会の唯一の大目的」と云いながらこれを抹殺し、俄に正本堂を立て御遺命の戒壇の成就と偽わってしまったのである。まさしく、魔にたぶらかされたとしかいいようがない。
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