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      日蓮正宗妙信講 第十五回総会

 特別報道 日蓮正宗妙信講第十五回総会開く
  
一国諌暁への新たなる船出
      
御遺命の戒壇建立めざす大路線
       
場内の三千余名、九ヶ年後に大決意


 御遺命の正義を守りぬいた 妙信講の第十五回総会は、内外の多大な注視の中に、さる十月二十二日(日)正午より渋谷公会堂で 全国各地からの精鋭三千余名を結集して 盛大に開かれた。

 席上、大御本尊の無量の功徳を実証する感動にみちた体験。一国広宣流布への果敢なる代表幹郎の決意。さらに大聖人の御金言「撰時抄」の一節の全員での奉読。
 また、隠忍の十五年を経て 御遺命守護の御奉公をつらぬいた胸を打つ妙信講の歴史と 代表幹部の確信等が披歴されたあと、浅井先生から時に当て重大なる国立戒壇建立への具体的なる大路線が 烈々と示された。

 最後に講頭先生の 「
折伏こそが日本を救うのだ!」との 気魄のこもった指導に、妙信講の使命と新しい前進に胸をおどらせた一同は、東洋広布の大合唱の中に 勇躍の第一歩をふみ出した。



 原宿から帯のような列
 正午に開会
 開会の辞と体験発表
 仏法と申すは道理なり
( 村岡男子部幹事 )
 日蓮正宗 七百年の伝統
( 白石青年部参謀 )
 撰時抄を全員で奉読
( 木内大塚支部長 )

 再建十五年の歴史を顧みて
( 浅井企画部長 )

 このあと 「
再建十五年の歴史を顧みて」と題した浅井(信衛)企画部長は、「この十五年の忍難の修行の中にこそ 妙信講の精神と今日の御奉公があり、明日の斗いの源動力がある」と述べたあと、昭和三十二年八月の再建より、御遺命の正義を守りぬいた今日までの苦節十五年、只信心一筋に貫ぬいた凄烈の修行をひもどき、妙信講の伝統精神とその歩みを明し、聞きいる一同に深い感動を与えた。

 火を吐くような代表決意( 長岡男子部長、他 )
 松本日仁尊能師よりの祝電


 ここで、妙信講の指導教師・妙録寺御住職の 松本日仁尊能師よりの祝電が 白石総会総括より発表された。
 「
皆さまの一致団結の力により 御遺命守護の御奉公貫徹と 新たなる妙信講の船出の総会を祝福し、広宣流布達成の為、各位の奮起を祈る」と。
 松本尊能師の 妙信講の前途を祝された暖い御配慮に 場内から盛大な柏手がまき起った。

 浅井先生の重大指導

 この中に登壇した浅井先生は 「
本日の総会こそ 妙信講が過去十五年の悪戦苦斗の歴史をしめくくり、ここに本日より大聖人の新しい国立戒壇建立の大法戦場に向って 堂々の出陣する歴史的な総会である」と宣言。
 さらに、御遺命の正義を死守した者こそ、その実現に向って逞ましき実践を起せと叫び、現在 世界広布の言葉の蔭にことさら曖昧にされている 日本の広宣流布・国立戒壇について言及、世界広布のカギは日本国の広宣流布にあると断言したあと、時に当って重大な一国広宣流布・国立戒壇建立への 具体的なる大路線を別報のごとく明せば、胸を熱くした一同の館内をゆする大拍手がまき起り、場内は、新しい前進の息吹につつまれた。

 講頭先生の指導

 最後の講頭先生は、御遺命の正義を守った妙信講こそ 大聖人の御願業たる広宣流布の使命に向って立たねばならぬ、その折伏こそが日本を救う道である と気魄をこめて指導、全講員は、さらに感奮した。

 かくて 午後二時二十五分、御遺命の実現、事の広宣流布に向う熱誠あふれる第十五回総会は、東洋広布の歌の大合唱の中に閉会となり、ここに全く新しい九年後十万達成への前進に向って 堂々たる第一歩がふみ出された。

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