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--- 正本堂の意義に就て ---
“一期弘法抄の意義を含む”の解釈
唯今、教学部長から「正本堂は一期弘法抄の意義を含む現時に於ける事の戒壇である」と、定義を公表致しました。これについて、もう少し詳しく私の見解を述べてみたいと思うのでございます。
その解釈は、「正本堂は広宣流布の暁に、一期弘法抄に於ける本門寺の戒壇たるべき大殿堂である。現在は未だ謗法の人が多い故に、安置の本門戒壇の大御本尊は、公開しない。この本門戒壇の大御本尊安置の処は即ち、事の戒壇である」
これは先程、昭和四十年二月十六日の私が申しました言葉の意味とピタリと合っておるわけで、それを判り易く要約すれば、こうなるのでこざいます。
このなかの「一期弘法抄の意義を含む」という事について、もう少し述べたいと思うのでこざいます。
先ず、この解釈に当って二方面から考えてみたいと思います。
第一は、世間儀典的、第二は、出世間内感的
この細井師の説法は、昭和四十七年三月二十六日のことでした。その約一ヶ月後に発布されたのが、四月二十八日の訓諭でありました。
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