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   三大秘法抄拝読

 
霊山浄土に似たらん最勝の地

 
霊山浄土に似たらん最勝の地とは、霊山は釈尊が法華経を説かせられた霊鷺山の略称であります。此の霊山は仏の世界が実現され、寂光清浄の処でありますから、霊山浄土と申されるのであります。

 戒壇を建立すべき処は、此の霊山に似た最勝の地を撰定せよ、との御意であります。
 此御文によりますと、大聖人は此の最勝の地は何処であると地名を御挙げなされてをりませんが、二祖日興上人への御付嘱状によれば、富士山にあらせられることは明らかであります。

 即ち前掲の一期弘法抄に 「
国主此法を立てらるれば、富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり」と仰せられてあります。
 然らば、何故此に御明示遊ばされなかつたかと申しますれば、此の戒壇
建立の地の撰定は国主の定め玉ふところでありますから、一往御指示をおひかへ遊ばされてをるのであります。
 しかし再往は、大聖人が撰定遊ばされて、その旨を奏聞するというにあらせられたのであります。此れ等のことは最初に申述べた通りであります。

 而して、富士山を最勝の地となされたことに就いては、二祖日興上人は次の如く仰せられてをります。
 「
日興云く、凡そ勝地を撰んで伽藍を建立するは仏法の通例なり、然れば駿河国富士山は是れ日本第一の名山なり、最も此の砌に於て本門寺を建立すべき由奏聞し畢んぬ、仍つて広宣流布の時至り国主此の法門を用いらるるの時は、必ず富士山に立てらるべきなり」(門徒存知事)
 「
然れば駿河国の富士山は広博の地なり、一には扶桑国なり、二には四神相応の勝地なり」(門徒存知事)

 此れ等の理由については、日寛上人は更に敷衍せられて、秘沈抄に詳述遊ばされてをります。就いて拝すべきであります。




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