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「興尊雪冤録」の妄説を破す
( 初心者への指針 )
一、本迹勝劣義を謬れる僻見を駁す
(略)
高田氏には、恩師の田中智学氏の言葉が解らないのである。それ故、一致と勝劣との問題を軽く考へている。その頭で日興上人の仰せを忖度して、勝手なことを言つてをるのである。
勿論、田中智学氏の「日蓮聖人の教義」なる著書は、日蓮正宗の教義を盗んで書いたものであることは、明らかである。
唯・本尊段に於て、佐渡始顕の本尊を立てをるのは、日蓮正宗に何んとか対抗せんとの窮余の考へからである。そのことを知らない高田氏は、該書が田中氏の初めて考案したものと考へてをるから、一度日蓮正宗のこととなると恩師の説に背く論法で、正宗を悪くいふのである。矛盾撞着とは、このことである。
(略)
(句読・改行等、便の為に当サイトにて添加)
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