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   日蓮本仏論者 福重照平の 信・行・学

   
序 文

 日蓮正宗は御本仏・日蓮大聖人の教えを正しく受け継がれた、開祖日興上人以来の正統な法脈を継承する宗派であります。
 然しながら今日まで平穏無事に歩んで来た訳ではありません。七百年の間には時の権力に翻弄されたり、大檀那の横暴に振り回されたり姦僧の暗躍で謗法にまみれそうになったり、経済的疲弊によって存続すら危ぶまれたり等々 其の間
凡夫僧と少数の檀信徒の赤誠の信心、努力によってお守りしてまいったわけです。

 昨今 宗門から破門された創価学会の執拗な暗躍等 宗門内外を取り巻く波紋の広がり、
大聖人の国家国体の理念を基軸とする宗門の前途は誠に多事多難と観られ 門下僧俗が凡情と道心との葛藤を繰り返し乍ら 法統の護持に勤めている次第です。

 茲に半世紀を返り見て 往時、滋賀県下には正宗のお寺は皆無にて 御題目に無縁の地に説教所が開設され、初代として福重照平師が迎えられましたが、何分にも因習の強い土地にて「
念仏無間、禅天魔、真言亡国、律国賊」と叫んで 折伏に専念する事は至難の業にて、極く少数の檀信徒の結束に依って当貧乏寺の護持に徹されましたが故に 今日、後住の私と檀信徒がその意気を継ぎ、煩悩五欲の炎に汚染された宗門を覚醒すべく 信仰に励む事が出来るのであります。

 此の度 篤信家の猪股正治、同正豪氏御兄弟の企画御尽力に依って、初代照平師の遺稿論文集(抜粋)が再発刊される事は 誠に意義深いものがございます。
 逆境下にあった先師が あらゆる困難を乗り越え、生涯布教に教学に情熱を燃し続けられた執念に感銘を深くするものであり、初信の方々も含めて
広く一読をおすすめ致したいと存じます。

    平成五年十一月吉日
                            日蓮正宗 妙静寺
                             第六代住職 中嶋 廣達


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