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顕正新聞 平成十二年四月二十五日号
新本部会館いよいよ地上に姿を現わす
十月完成、十一月に御入仏式挙行
全顕正会員がその完成を一日千秋の思いで待ち望んでいる「新本部会館」は、昨年十一月の着工以来急ピッチで工事が進められ、四月二十二日には鉄骨の組み上げがほぼ完了、いま地下一階・地上三階の威容を、ようやく現わし始めた。
その姿を目にした会員からは、想像以上のスケールの大きさに、口々に驚きと感激の声が挙がっている。
工事はまことに順調に進んでおり、七月には棟上げに当たる三階までのコンクリート打ちも終わり、いよいよ十月に竣工、十一月には御入仏式が執り行われることになっている。
新本部会館建設について浅井先生は「広布の前夜、やがて起こるであろ首都圏大地震に備えての措置、熟慮重ねた上での決断である」と述べられたが、今回、大宮が地震を抑止する巨大岩塊の上に在ることが判明したことは、まことに不思議を感ずる。
その上に、新本部会館は震災時の災害避難所となる広大な大宮公園に隣接しているし、さらにこれまでにない耐震・耐火・防災等の完璧な対策も施されている。たとえばその構造は、通常地上二十メートル以上の中高層ビルに用いられるSRC造ラーメン構造が取り入れられているし、鉄骨・鉄筋・コンクリートに至るまで、「阪神大震災」クラスにもビクともせぬ強度の材質が使用されている。
また停電時の電力源となる大規模な自家発電設備や、地下水受水システムなど、大震災を想定してのさまざまな設備も完備されている。
このほど現地を視察した本部の担当者は「堅固な基礎工事だけでも驚いていたが、三階まで組み上がった鉄骨を目の前にして、その壮大な造りと逞しさに身震いを覚えた。通常のビルとは比較にならぬ太く頑丈な鉄骨が使われており、その堅牢さはまさに軍艦を思わせる。まさに広布の最終段階を戦う本陣にふさわしい素晴らしい会館」と、その感激を述べていた。
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