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顕正新聞 平成十二年六月二十五日号
「崇峻天皇御書」を拝読
“たとえ定業なりとも四条を救わん”
御本仏の大慈大悲 心腑に染めよ
六月度御書講義は五日、川口総合文化センターで浅井先生によって行われた。今月の拝読御書は、建治三年九月、四条金吾殿に賜った「崇峻天皇御書」。
本抄は、怨嫉者から命を狙われた四条殿に対し、“何としても暗殺より四条殿を救わん”とあそばす大聖人の、懇切にして細やかなる大慈大悲のご指南であり、いま広布前夜に戦う顕正会員にとって、まことに有難く重大なる御書であった。
この日、参集した受講者は首都圏在住の班長以上の幹部三千二百名。全員、拝読御書を手に定刻前に着席。会場は開始前よりワクワクするような歓喜がみなぎり、講義は定刻を二十分繰り上げた午後六時四十分に開始された。
講義は約一時間三十分。長文の御書も一瞬のごとくで、先生の烈々の気魄と明快な講義を通して、場内には名状しがたい感動が渦まいた。
全受講者は、四条殿の横死の宿命から怨嫉者の謀略・心理に至るまで、すべてを見通しておられた大聖人の透徹の御仏智に驚嘆するとともに、“もし四条殿が地獄に堕ちるようなことがあるならば、自分も運命をともにしてあげよう”とまで仰せられる勿体ないまでの大慈大悲に、涙をにじませていた。 |
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