冨士大石寺顕正会の基礎知識


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顕正新聞 平成十二年九月二十五日号

新本部会館 10月31日に竣工
    広布最終段階の本陣いよいよ成る、
       三災七難を乗り越え戦う法城

 新本部会館は完成まであと一ヶ月余。工事はいま大詰めを迎え、内外装の仕上げが急ピッチで進められている。
 竣工は予定どおり十月末。そして旧暦の「十月十三日」に当る十一月八日には、いよいよ御入仏式が厳粛に執り行われる。

 入念の工事の上に工期がこのように一分の狂いもなく遵守されたのは、施工の松井建設の社を挙げての真剣な取り組みによる。松井建設は、浅井先生の新本部会館建設に対する深い思いとその気魄に接し、並々ならぬ誠意を以てこれに応えたのである。
 いま工事現場では、顕正会側の溝口育男一級建築士および本部職員による担当チームと、松井建設側と、連日のごとく打ち合わせが行われ、竣工を一ヶ月後に控えた緊張感がみなぎつている。

 いうまでもなく、新本部会館の建設は「
広布前夜の首都圏大地震から会員を守りたい」との先生の一念から決断されたもので、したがって建物の耐震性・耐火性は完璧である。近く大震災を想定しての災害対策委員会も設置され、数千人分の食糧のほか、阪神大震災の教訓から得られた各種防災用品も大量に備蓄されることになつている。
 建物はSRC造の地下一階・地上三階建てであるが、三階礼拝室の天井が高いので、建物全体では通常の四階建てビルの高さに相当する。
 外壁は顕正会の清純な信心を象徴するような、美しい白御影石で覆われ、そのたたずまいは清楚にして重厚である。会館内部も荘厳で美しく、必要な機能のすべてが備えられている。

 地下一階は最新鋭の機械室で、ここには停電時の電力源となる大規模な自家発電設備や、地下水受水システムなど、震災を想定してのさまざまな設備が完備されている。
 一階は吹抜けの明るく広々としたロビーと、事務室、会議室、救護室等。吹抜けロビーは南側全面が強化ガラスで覆われ、広々とした庭を一望できる。また白を基調とした大理石で囲まれたロビーの内壁の一部には暗緑色の鮮やかな「蛇紋岩」が配されている。

 二階は三つの集会室と会議室。三階は荘厳な厨子・須弥壇等が設えられた広大な礼拝室となっており、二百七十畳の畳敷きである。
 この礼拝室には最新鋭の空調・音響・調光設備が施され、また満席状態でも出入が容易にできるよう、室内に板敷きの通路が縦横に通り、さらに礼拝室の周囲には幅一間の回廊と十数箇所の出入り口が設けられている。

 また庭の一角に掘られた地下百メートルの井戸からは良質の水が湧出し、この水は庭に設けられた水屋で常時、参詣者に提供される。
 この地下水は自家発電装置により汲み上げられ、下水にも使用されるので、震災時にトイレが使用不能になることもない。
 万一、大地震で給水管等が破損して地下水の汲み上げができなくなつた場合でも、地下室に三十トン、構内の防火貯水槽に四十トン、さらに主庭に設けられた他の六十トンが浄化装置で飲料水となるため、1リットルのペットボトルに換算して約十三万本の水が常時備蓄されていることになる。

 ちなみにこの池は「震災時の貯水池」とするため、明治の元老・松方正義公爵の別邸当時のままを復元したものであるが、復元工事の最中、組まれた巨岩の聞から「亀」の形に刻まれた岩が二つも発見された。また池の中央には、三千年前の種子から発芽した「古代蓮」が栽培される。
 --- 新本部会館は比類なき堅牢の上に優美。まさに広布の最終投階を戦う本陣そのものである。
 この法城は、あとひと月で厳然と吃立する。さあ、いよいよ広宣流布の前進を早めようではないか。



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「 冨士大石寺顕正会の基礎知識 」サイト運営責任者 櫻川 忠