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顕正新聞 平成十三年一月十五日号
広布の新段階迎え 凛烈の気魄
元旦勤行 本部会館に二万三千人
全国会館・事務所でも熱烈奉修
平成十三年は、凛烈たる元旦勤行により、その幕が切って落とされた――。
本年の元旦勤行は新本部会館を始めとする全国百八十九会場において厳修されたが、いずれの会場も例年にも増して躍動するような信心の歓喜と広布への決意で沸きかえり、参詣者も昨年を大幅に上回った。
新本部会館
新本部会館においては第一回が午前四時四十分から開始され、その後午後三時三十分まで、計八回にわたつて勤行が行われた。
昨年までは、本部会館での元旦勤行は首都圏の参詣者がほとんどであったが、本年は新本部会館における初の元旦勤行とあって、全国各地からの熱烈な参詣も多く、参詣者の総数は空前の二万三千名に及び、一人ひとりが富士大石寺第二十八世・目詳上人の御本尊に真心の唱題を申し上げた。
第一回目の勤行は総班長・支隊長以上の幹部のみが参列、しわぶきひとつない静寂と、張りつめるような緊張がただようなか、いまや遅しと開始を待つ。
定刻を二十分線り上げた午前四時四十分、司会が元旦勤行の開始を告げる。全幹部の大地をゆるがすような唱題が場内に響きわたるなか、浅井先生がしずしずと中央の導師席に着座。唱題の続くなか、中央のお厨子の扉が小峰理事により静かに開かれる。リンが鳴り響き、直ちに荘重なる勤行が開始され、一糸乱れざる力強い読経・唱題が全館に響きわたった。
本年からは第一回目の勤行に限り、東天に向かっての「諸天供養」が加えられたが、この一事に参列者全員が先生のご決意を伺い知るとともに、新しい時代の幕開けを改めて実感した。
大歓喜の勤行ののち、先生は「諸法実相抄」の一節を朗々と奉読された。「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり。未来も又しかるべし、是れあに地涌の義に非ずや。剰へ広宣流布の時は、日本一同に南無妙法蓮華経と唱へん事は、大地を的とするなるべし」と。
そして先生はおよそ七分間、別掲のごとく、正系門家に起きた大悪こそ広宣流布の大瑞であるとの、簡潔にして力強い年頭のご挨拶をされた。
先生の一国広布への大情熱と気塊こもる一言一言は全参列者の胸を打ち、全員が広布の最終段階を迎えた実感に身を震わせ、新しい時代を切り開く本年の大前進を誓い合った。
そのあと隊長・区長・支区部長・地区部長以上の幹部は、四者各グループごとに、一階の大会議室で先生に年賀のご挨拶を申し上げた。
第二回目以降の勤行は幹部の唱導で行われ、勤行ののち先生の「年頭のご挨拶」をテープを通して聴聞した。参詣者は各回とも三階礼拝室はもちろん、回廊、階下の各集会室、ロビーに至るまで、立錐の余地もなく埋め尽くした。
また毎回「大宮駅」からは元旦勤行に参詣する顕正会員の大行進が延々と続き、ことに本部会館周辺では、次の勤行を待つ長蛇の列と勤行を終え出てくる人の波で、会館前の道路から大宮公園さらに青年会館も埋め尽くされ、道行く人々も目を見張っていた。
今回ことに印象的だったのは、全国各地から馳せ参じた大勢の参詣者の姿で、大型バスをチャーターして遠方から参詣したグループ等もあり、本年の前進にかける全国会員の燃えるような意気込みがヒシヒシと伝わってきた。
参列者の中には初めて新本部会館に訪れた人も多く、口々に「大御本尊を拝しただけで涙があふれてきた」「すべてが想像を遥かに超えていた、本当に参詣できてよかった」「自然と信心が改たまり、闘志が湧いてきた」「本年こそ先生の意に叶う大前進をなします」等々と感激と決意を語っていた。
勤行終了後は、本部会館構内や大宮公園また芙蓉茶寮等で互いに年賀の挨拶を交わしたり、大小さまざまなグループにわかれて感激の語り合いが行われていた。また正門に掲げられた日寛上人御筆の標札の前で記念撮影をする者、開放された庭園内を散策する者など、明るい笑顔が終日満ちあふれていた。
全国会場
本部会館以外の全国会場でも厳粛に元旦勤行が行われた。
東京会館ならびに横浜会館ではいずれも四回にわたって勤行が行われ、また秋田・八戸・三条・笹口・長岡・水戸・小田原・宇都宮・千葉・旭・名古屋・京都こ高知・沖縄等の主要会館・事務所等、すべての会場で熱烈な参詣が見られた。
本年も昨年同様、北は北海道から南は沖縄に至る列島すべての会場において、浅井先生の「年頭のご挨拶」の同時放送が行われたが、先生の一国広布へのほとばしるような情熱に、全員が大歓喜のなか、まったく新たな決意をたぎらせた。
元旦勤行 浅井先生ご挨拶
大聖人御入滅後すでに七百二十年、広宣流布はいよいよ最終段階
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