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顕正新聞 平成十三年八月十五日号
男子部合宿 熱烈の「出陣式」
三類と戦う若き師子の大集団
男子部旗伝達授与に熱涙の誓い
浅井先生の講演
先生はまず、男子部の信心の熱情を称嘆されたのち 「本年の男子都合宿は、例年とは異なる意味を持つ。この合宿で、男子部は生まれ変わり、いよいよ百万達成の先陣を承る部隊とならなくてはいけない。
時はすでに広布の最終段階、そして他国侵遍の前ぶれたる巨大地震は眼前ではないか。その中に先般の壮年部大会を以て四者肩を並べる陣容が整った。この戦いの先陣を駆ける部隊こそ、男子青年部でなくてはならない」
「どうか全男子部は、新男子部長のもと鉄の団結を以て、日本国の中に顕正会男子部ありと、その名を一国に轟かせてほしい」と大号令を下されるとともに、今後一国に競い起こる三類の強敵を打ち砕くべき、広布最終段階を戦う男子部の使命を明示された。
ついで先生は諸法実相抄の「日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか」との一節を引いて「大聖人に同意し奉るとは、出世の御本懐たる戒壇の大御本尊を一筋に信じ奉り、御遺命を夢寐にも忘れず国立戒壇建立に戦う者である」と述べられたのち、「地涌の菩薩」の重大な立場について、法華経の説相のうえから重々の指導をされた。あたかも法華経の虚空会に居合わせるような先生の明快の指導に、全員が吸い込まれるように聞き入る。
なかでも「文底の眼あけて、宝塔空に居する寿景品の儀式を拝見すれば、まさしく久遠元初の自受用身の一身の相貌であり、即日蓮大聖人の一身の御当体であられる。すなわち虚空に御本尊のお姿が描かれたのである」との、伺うことさえ恐れ多い甚深の指導には、全員が息をのむばかりであった。そして先生は強々と述べられた。
「いま広宣流布の前夜に、日蓮大聖人に同心し奉って御遺命のままに戦う顕正会員は、ことごとく地涌の流類である。もったいなくも大聖人様が、そう仰せ下されているのである。ならば、使命のない者は一人もいない。たとえ今は恵まれぬ境遇にあろうとも、その中で御本尊の功徳を証明し、民衆を救っていく使命がある」
「もし私たちが地涌の流類ならば、その宿縁はとうてい今生だけのものではない。あるいは涌出品のとき、上行菩薩様の眷属として、六万恒河沙の末の末、端っこの端っこに連なっていたのかもしれない。この宿縁を絶対に忘れてはいけない」
“上行菩薩様の本眷属として虚空会に連なり、今また広布最終段階に生まれ合わせているとは、なんと凄い宿縁なのか
…″ --- この有難い指導には、満場に大歓喜がみなぎる。
最後に先生は、行き詰まった日本を真に改革するには、広宣流布してすべてを妙法化する以外にないことを示されたうえで、烈々たる気魄で結ばれた。
「この大業をなす者こそ、顕正会の若き男子部諸君ではないか。ゆえに一人ひとりが、大きな人材に成長してほしい」
「そして、この真の改革の前には、必ず大崩壊が起こる。それが前々から言っている二大氷山であり、その後に来る恐るべき他国侵逼である。もし顕正会の戦いが遅れるならば、改革の前に国が亡んでしまう。ゆえに何としても巨大地震の前に百万の弘通を成し遂げたい。そしてこの大きな力を以て『日蓮大聖人に帰依せよ』と一国を揺さぶる大諌暁を起こさなければならない」
「この重大な百万までの戦い、断じて男子部は先頭に立つべきである。一人ひとりが師子の子となって、まず九月、三千を大きく突破する死身弘法を成し遂げ、生まれ変わった男子部の心意気を、必ずや見せてほしい。しっかり頼む」
男子部全幹部が泣いた。そして全員の堅き誓いは、場内をゆるがす万雷のごとき拍手となって長く長く続いた。
最後に「両眼滝のその日まで」を、全員が涙の中に熱唱。かくて言い知れぬ感動うずまくなか、午後九時三十分に全体集会は終了した。
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