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顕正新聞 平成十三年十月二十五日号
日蓮大聖人の御大会式 謹んで奉修
“広宣流布・滅後実現”の聖意拝し奉る
浅井先生の講演
自惟孤露・無復恃怙
最後に先生は、次のように結ばれた。
「いま大聖人御入滅後七百二十年、いよいよ日本の国は急激に傾いてきた。数年前まで、日本は世界に冠たる経済大国を誇っていたが、今や国家破産寸前という事態に陥ってしまった。また日本を根底から揺さぶる巨大地震もすでにカウントダウンに入った。そしていま、いよいよ『一閻浮提大闘諍』の序分も始まってきた。
まさに『自惟孤露・無復恃怙』の御金言どおり、日本は孤独にして頼るべきものが無くなってきた。もう政治の力も、経済の力も、防衛の力も、日本を守ることはできない。この冷厳なる事実を平和ボケの日本人もだんだん感ずるようになってきた。だからこそ、あれほど『平和憲法』に固執していたのが、今や多くの人が『改憲』を口にするまでになってきたのである。
広宣流布の最終段階を迎え、いよいよ唯我一人能為救護の仏様を、全日本人が渇仰する時が近づいてきたのである。このとき仏弟子ならば、なんとしても全日本人に日蓮大聖人の重き御存在を教えなければならない。日蓮大聖人に帰依しなければ日本は滅ぶことを、強く告知しなければならない。
御本仏の使いとしてこのことをなすのは、御遺命を命かけて守り奉った顕正会以外にはすでにない。御遺命を破壊しようとした者は、その資格を失ってしまった
テンポは早い
最終段階における亡国のテンポは早い。昨年の十二月、最終段階の幕開けとして東北代表者会議を開いた。席上、私は時を感じて、今まで口にしたことのなかった御生骨について初めて言及した。それから五ヶ月後に、壮年部大会を開いた。このときには、もう国家破産と巨大地震の来ることが確実になっていた。よって私は二大氷山についてこの大会で言及した。さらに五ヶ月後の今月、九州大会を開いた。このときには、何とすでに一閻浮提大闘諍の兆しが出てきた。
まことにテンポは何と早いのか。最終段階に入ると、それまでの七百年の大きな流れが凝縮されてくる。諸天も大聖人様のご御眼を恐れて励むのである。ここに私たちもいよいよ地涌の流類として、折伏のテンポを上げなければいけない。顕正会は何としても巨大地震までに百万を成し遂げ、その大きな力をもって、日本国を揺さぶる諌暁をなさなければならない。
大聖人様は顕正会の前進をお待ちあそばす。死身弘法こそ、大聖人に対し奉る最大の御報恩である。本日の御大会式を期して、いよいよ列島狭しの折伏を進め、以て大聖人様の大恩に報じ奉ろうではないか」
先生の熱誠の講演は全参列者の魂を強く揺さぶり、深い感動とご報恩の赤誠みなぎるなか、全員が御遺命実現への新たな決意を固めた。
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