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顕正新聞 平成十三年十二月十五・二十五日合併号
「黒石会館こそ東北広布のシンボル」
待ちに待った御入仏式、感涙滂沱
浅井先生の講演
まず先生は 「最北端の地に建てられたこの黒石会館こそ、まさに東北広布のシンボルである。そして東北広布といえば、胸に浮かぶのは日目上人の御事である」として、陸奥(みちのく)に何度も足を運ばれ多数の法華堂を建立された日目上人の御事跡を偲ばれ、その驚嘆すべき死身弘法により東北広布の道が開かれたことを示されるとともに、「三年乃至五年で全国に会館を…」との燃えるような胸の内を明かされた。
先生の日目上人への深き思いと、広宣流布を一気に…との大情熱にふれた参列者一同は、“最終段階を迎え、かくも宿縁ある東北の地で広布が進まぬはずは絶対ない”との大確信を深めた。
ついで先生は、会館完成が心ならずも五ヶ月遅延した背景に、学会の様々な悪質な妨害があったことを初めて明かされたが、これを聞いた全参列者は、顕正会の大前進を恐れるとはいえ、あまりにも卑劣な学会の謀略に怒髪天を衝く思いに立った。同時に先生は会員一人ひとりを思われるご心情を吐露された。
「言うに言えない苦労があった。……皆さんは心配している、しかし説明はできない。本当に切なかった」「しかしもう心配はいらない。彼らがビラにおいて『会館ができてしまったら手遅れだ』と言っていたように、もう手遅れである。いかなる妨害もできない」と。
――初めて知った先生のご苦衷、そして深きご慈愛、“なんと偉大な師匠に師事させて頂けるのか”と誰もがこらえ切れず咽び泣いた。
さらに先生は、安置し奉った御本尊の現当二世の功徳を指導されるとともに「大聖人様は、全人類がこの御本尊を信じられるように、あの竜の口の大現証を見せて下さった」「この厳然の事実を見て、御本尊の絶対を命かけて信ぜよ」として、国家権力が一人の大聖人様の御頸を切れず、宇宙法界をも動かし給う絶大威力の前にひれ伏してしまった、厳粛にして不思議の光景を、情感をこめて述べられ、この眼前の証拠に全人類が目覚める世界広布も必ず成ることを烈々と指導された。
魂をゆさぶる先生の大情熱の指導に、参列者全員は流れる涙のなか青森広布への燃えるような決意を固めた。
最後に全員で「広宣流布の大行進」を熱唱。大拍手はいつまでも続いた。かくて午後一時四十五分、御入仏式の一切は終了した。
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