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顕正新聞 平成十四年八月五・十五日合併号
猛暑に打ち勝ち赤誠の弘通
七月度折伏弘通 八、七九四名
立正安国論奏進の御心に応え奉る
この七月の折伏は凄かったですね。七千を誓願して戦いましたが、それをはるかに超える八千七九四名の大折伏。しかも連日のうだるような猛暑、そのうえ台風も何度か来襲した。その中に、よくぞこの大折伏を成し遂げてくれました。
これも、大聖人様の「身命を定めて喪わんか」との、立正安国論奏進の御心にお応え奉らんとした全顕正会の信心の赤誠。ただただありがたく思うものであります。
九月こそ大事
この大折伏により、広宣流布の重大な節たる百万は、一段と近づいてまいりました。
そして明年十一月の達成を思うに、これを決定的にするのは、実に本年終盤の九・十・十一月の法戦であると私は思っております。なかんずく九月こそ大事。よって、九月は、一万二千を大きく突破したいと、今から私は決意をしておりますが、皆さんどうでしょうか(大拍手)。
さあ、この歓喜と決意をもって、迎える八月は全員で、明るく爽やかに大事な合宿研修会にのぞんでいきたいと思っております。
謀略全国に渦まく
それにつけても、この七月も、学会の怨嫉・謀略は全国でまことに活発でしたね。しかし、「猪の金山を摺り(乃至)風の求羅を益すが如し」です。
卑劣な謀略・妨害があればあるほど、ますます顕正会は強く立派になる。もう誰人も広宣流布を止める事は出来ないのです。広宣流布は、大聖人様の仏力によってなされるが故であります。
で、先般「上野殿御返事」を拝読致しましたが「魔のたばかり」ということ、全員が本当によく分からせていただきましたね。学会の謀略というのも、ただ卑劣な「たばかり」です。たとえば、差出人不明の怪文書を広くまき散らしては、一般社会に顕正会に対する誤解と偏見と怨嫉を煽り立ててゆく。
堂々と法論を
私はいつも思うのです。もし池田大作に本当に確信があるならば、何も知らない手下を使ってコソコソとビラなどを撒くよりは、堂々と私と対決すればいいでないかと。法論をして、もし私が間違っているならば、顕正会は解散します。だから堂々と出てくればいい。堂々と法論で決着をつければいいのです。しかし彼は、これまで三度も、私の法論申し入れを逃げております。
そしていま、解散処分に付したはずの顕正会が、なんと百万にならんとしている。彼はいたたまれないのです。もし顕正会の正義が一国にこだまするならば、化けの皮が剥がれる。御本仏の御遺命を破壊せんとしたその魔行、政治権力と世俗の名利だけを求めるその醜さ、この正体が白日の下に晒されてしまう。彼はこれを恐れるんです。
最近発行の「聖教グラフ」を見たら、全ページにわたって、バカバカしい限りです。なんと、池田大作がこれまで世界各国から買い集めた勲章を付け、ポーズをとってる写真が、これでもかこれでもかと載っている(大笑)。頭がおかしいんじゃないか(大笑)と顕正会なら思う。ところが学会員になると、このチンドンヤみたいな写真見て(大爆笑)、みな感激するらしい(笑)。騙せるんです。
しかし、もし大聖人がこれをご覧あそばせば「不思議なり、提婆のごとし」となる。この化けの皮の剥がれることを、彼は内心最も恐れているのであります。そこで、なんとしても顕正会の前進を阻止したい。ここに卑劣・愚劣な謀略活動が、全国にわたって繰り広げられているというわけなのであります。
花巻の高校で
この七月にも、こんなことがありました。参考のため、知っておいてください。岩手県花巻にある一高校に、「顕正会被害者対策連絡協議会」
--- いつもこんな長ったらしい(笑)戒名みたいなのが(大笑)差出人になっている。「代表者・佐藤洋」これはもちろん偽名
--- こういう封書が郵送されてきたのです。
中の文章は例によって顕正会を誹謗・中傷するもの。その文章の欄外には「市教委が注意呼びかけ」とあった。「市教委」とは、市の教育委員会ですね。これを見てその高校では、校長以下六人の関係者がこれを回覧し、捺印した。そして生徒課長はこれをコピーして全教室に掲示したというんです。
たばかり
その文章の内容はどのようなものかというと、A三判の右半分には、あの「サンデー毎日」のヤラセ記事が載っている。「顕正会は高校生ばかりを狙っている」という中傷記事です。
そして左半分には、「顕正会被害者対策連絡協議会」なるものの文章が掲げられている。それにはこう書いてある。
「私どもは、カルト教団である『冨士大石寺顕正会』の悪質な勧誘、また暴行などによる被害者によって、結成された団体です。顕正会は、悪質な勧誘活動を行い、暴力・拉致・監禁及び障害事件を引き起こし、逮捕者が相次いでおります」 よくもヌケヌケとデタラメを云うものです。
さらに云く「この顕正会が、今年八月に、延べ二週間にわたり、花巻温泉の全館を借り切って、全国から約二万人の信者を集めて、全国研修会を行います」 --- ここだけは本当(大爆笑)。「この研修会に向けて、さらなる悪質な勧誘活動が懸念され、実際に花巻市周辺においても、悪質な勧誘による被害が出ております」 --- これは岩手の人たちの折伏を誉めているんですよ(笑)。
「これ以上被害者を出さないために、私どもは啓発活動を行っているものです。貴職におかれましては、この現状をご理解賜り、生徒及びPTA関係者への注意を喚起していただき、今後、このような、悪質なカルト教団が花巻市において研修会など開かぬよう、お力添え願えれば幸いです」と。
これじゃあまるで、広域暴力団が全国から花巻温泉に集まってくるみたいだ(大爆笑)。さらに欄外には大きな活字でこう煽っている。「事件。事件」「こんな団体が花巻温泉に集結」と。(大笑)そしてその脇に、先ほど云った「市教委が注意呼びかけ」と書いてある。これじゃあ、騙されますね。「市教委が……」と言えば、学校と言うのは簡単に騙される。これが「たばかり」なのです。
大聖人様は上野殿御返事に「賢人までも人のたばかりは恐ろしき事なれば」と仰せあそばすが、校長と生徒課長は「賢人」にはほど遠かった。だから、イチコロだった(大笑)。かくて全クラスに、この汚らわしき文章が張り出されたというわけです。
しかしこの高校にも、顕正会員がいたんですね。私にはこのことの方がむしろ驚きだった。“あぁ、こんな遠く離れた山奥の高校にも顕正会員がいるんだなあー”と。これが感激でした。もう全国いたる所、顕正会のいない地域はないですね。で、その組長はさっそくこの文章を本部に送ってくれた。それでこの一件が分かったのです。
校長、平謝り
これは許しがたいことです。そこで、担当の本部職員が校長に直接電話を入れて厳しく責めた。「顕正会のどこが間違っているのか。これほど清らかで崇高な団体がどこにあるのか。この文章は学会の謀略である。このような悪辣な謀略に、学校側が加担するとは何事か」と強く責めた。
そしたら校長はただ驚き、平謝りに謝ったそうです。そして自ら全教室を廻わって怪文書を全て破り捨てた上で、向こうから電話をかけてきた。「こんな文書が張り出されているとは、私は全く知らなかった。本当に申し訳ありません。生徒課長の浅はかな判断でやってしまいました。これは憲法問題にも関わる重大な問題だと思っております。学校の指導方針とは全く違います。生徒課長も深く反省しております。顕正会には、何とお詫びしていいか……」と云ったまま絶句したという。
その後、生徒課長からも電話があり、彼もまた平謝り。そして「あす終業式があるので、そのとき自分から全校生徒に対し、顕正会に対する誤解を訂正いたします」と誓った。そしてその通り約束を守って、七月二十六日の終業式に、全校生徒の前でもって訂正をしたということであります。まことに「たばかり」というものは、無知の者にはこのように効果がある。
このようないかがわしい文書、少し落ちついて読めば、卑劣な策略だということは一目瞭然ではないか。しかるに校長たる者、生徒課長たる者、見抜かずに簡単に引っかかる、情けないものです。
悪は多けれども
大聖人様は「三類の強敵」について、道門増上慢(正法を怨嫉する職業宗教屋)・僣聖増上慢(人格者を装う怨嫉者)の輩が、一般無知の俗人を煽動し、ここに一般社会における怨嫉・迫害、すなわち俗衆増上慢が起こるのである、とご教示下されておりますが、いま広布の前夜、学会は必ずや一国を煽動する役割を果たすものと、私は思っております。
私はうれしいのです。もし大聖人様の仰せのままに広宣流布を進め国立戒壇を叫ぶならば、必ずや一国に怨嫉が巻き起こる。これは御金言です。
ならば、この怨嫉が起きてこそ、真の仏弟子ではないか。顕正会が如説修行の団体であることの証明ではないかと、私は思っております。しかし、いかに悪辣な怨嫉が競うとも「悪は多けれども一善に勝つことなし」です。
やがて誤解していたものが、あるいは尻馬に乗って悪口を云っていた者どもが、花巻の校長のごとく、一同に「すいませんでした」という時が、広宣流布なのであります。
「火宅の子」
それにつけても、今の日本を見るに、政治家も国民も全て「火宅に遊ぶ子供」ですね。--- 大きな邸で火事が起きた。まだ火のまわっていない部屋で遊んでいる子供達は火事の恐ろしさを知らず、嬉々として戯れている。いくら「出て来なさい」と言っても、遊びに夢中になっている。
これが「火宅の子」でありますが、今の政治家たちは利権とポストだけに夢中になっている。国民は目先の享楽にうつつをぬかしてる。これが日本の現状であります。
二大氷山
いいですか、国家の破産はもう眼前でしょう。だからこそ本年五月、海外の格付け会社は日本国債の信用度を、アフリカのボツワナ共和国以下に格下げしたんです。日本の財務省や経済通産(産業)省はこれに反論したが、公的債務が「未知の域」に達している日本の財政状況を、海外はあるがままに厳しく見ている。
その上で “もう間もなく日本は、借金が返せなくなる。借金の証文である国債は紙くずのようになってしまうであろう”と、彼らは警告しているのであります。
また東海地震も、もう秒読みの段階です。これに連動して東南海地震・南海地震も必ず起こる。いよいよ大地動乱の時代に入るのであります。しかし火宅に遊ぶ子供には、この怖さがわからない。いわんや、この二大氷山の後ろに控えている他国侵逼の大難においては、なおさら気づくわけもない。
一国諌暁の大事
ここに、平成十六年の一国諌暁の重大性がある。たとえわかろうとわかるまいと、信じようと信じまいと、もしその通りになったらどうする。凡夫は、現証を見て、始めてわかるのであります。この時「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」との御本仏の重き御金言が、心魂に徹して全日本人に始めてわかるのであります。
この一国諌暁は、百万の死身弘法を背景として行われる。死身弘法無くしては、口舌の徒になってしまう。国立戒壇の故に理不尽なる解散処分を受けた顕正会が、ついに百万の死身弘法を成し遂げた時、大聖人様は発言の資格を、この顕正会にお与え下さるのであります。
さあ、明年十一月の達成まで、あと十一回の法戦。共に励まし、明るく堂々の大前進をしようではありませんか。(大拍手)
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