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顕正新聞 平成十四年九月十五日号
濁世の白蓮華 婦人部合宿開<
『命限り有り惜しむべからず…』
未曽有の仏国実現に熱涙の誓い
浅井会長講演 (要旨)
いよいよ浅井先生の登壇である。満場息をつめて待つなか、先生は約一時間にわたり、気魄をこめて指導された。
まず先生は婦人部の熱烈な信心を称えられ 「この濁った世の中で、三大秘法を自ら信じ、人を救い国を救わんと、これほど純粋な情熱を燃やしている女性の集団が、どこにあろうか。まさに顕正会の婦人部は濁悪の世に咲く白蓮華であり、地涌の流類の大集団である」と述べられた。
ついで先生は顕正会原点の月・八月の意義を示されるとともに 「男子部合宿の集団演武で勇壮な行進が行われたが、それを見て私は、戦時中の学徒出陣の光景を思い出した」として、敗戦前夜、多くの前途有為の青年が学業を抛ち死地に赴いた「学徒出陣」の悲壮な光景についてふれたのち
「だが今や、顕正会の男子部は、銃を持つ手に数珠を持ち、三大秘法広宣流布の戦野を、国を救わんと、歓喜して駆け巡っている。何たる違いかということを、その行進を見ながら思った。まさしく大聖人様が、広宣流布の時を作って下さったのである」と述べられた。これを聞いた全員は、かくも恵まれた環境で広宣流布を遅らせたら申し訳なしと「広宣流布の時」に戦える宿縁をかみしめた。
さらに先生は、一生成仏こそ人生の大願であることを、最期までけなげの信心を貫き美事な臨終を遂げた、婦人都の伊藤春代組長と小林みさを組長の姿を通して指導されたが、場内にはすすり泣く声が洩れた。
ついで先生は、諸法実相抄の一節を引いて、いま学会・宗門等が師敵対となるなか、顕正会だけが大聖人に「同意」し奉るものであり、地涌の菩薩であることを、諄々と指導された。あまりに有難い顕正会員の立場に、場内は大感動に包まれる。
ここで先生は、国家破産と巨大地震がいかに切迫しているかを具さに解説されるとともに、これこそ他国侵逼の前相であると述べられ、烈々たる気魄で叫ばれた。
「この大難を逃れるのは、日本一同に戒壇の大御本尊様を信じ、南無妙法蓮華経と唱え奉る以外にはない。……
いま亡国を前にして、地涌の流類は続々と出現しつつある。この大潮流はやがて一国を揺さぶる。そして諸天の働きにより『日本国一時に信ずる事あるべし』ということが事相となる。ここに三大秘法抄に仰せのままの国立戒壇が建立され、新しい日本が築かれるのである。このとき始めて、いまの腐った政治は一掃される。そして妙法の政治・妙法の経済・妙法の教育・妙法の医療等、すべてが妙法化されて『事の戒法』が一国に顕現する」
「この大仏事をお手伝い申し上げるのは、国立戒壇のゆえに解散処分を受けるとも、ついに今、百万の死身弘法を成し遂げんとしている顕正会以外には、断じてあるべくもない。大聖人様は仰せあそばす。『命限り有り、惜しむべからず。遂に願うべきは仏国なり』と。この有難き御奉公、誰か命を惜しみましょうか。婦人部は一結して、両眼滝のその日まで、私と共に戦い抜いてほしい。そして事成就するの日、大聖人様よりただ一言『よくぞ』とのお誉めを賜れば、顕正会は本望である。晴れて、戒壇の大御本尊様が国立戒壇にお出ましになるの日、顕正会員はこぞって、天生原までの四キロの道のりを、全員で、紅の涙を流しつつ、御供申し上げようではないか」
全幹部はあふれ出る涙のなか“戒壇建立のその日まで先生と運命を……”との決意を固め、熱涙の決意は大拍手となって延々と場内に鳴り響いた。最後に「両眼滝のその日まで」を全員涙のなかに熱唱、そのあとも再び大拍手が続いた。
全体集会終了後も感激はとどまるところをしらず、直ちに各支区に別れて歓喜の語り合いが行われ、さらに部屋に戻ってからも語り合いは続けられた。
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