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顕正新聞 平成十五年一月十五日号
百万達成の年、凛然と第一歩
年頭のご挨拶
冨士大石寺顕正会会長
日本の人々は亡国の根源を知らず
下種本仏成道御書に云く 「去年の十一月より勘えたる、開目抄と申す文二巻造りたり。頸切るるならば日蓮が不思議とどめんと思ひて勘へたり。此の文の心は、日蓮によりて日本国の有無はあるべし」
全国の顕正会員のみなさん、新年明けましておめでとうございます。(おめでとうございます)
いよいよ百万達成の年を迎えました。思えば、顕正会が広宣流布を見つめて前進を開始してより、死身弘法の星霜を重ねること四十六年。ついに百万の重大な節を迎えたのであります。
この長き歴史を貫く一貫不変の精神は、ただ日蓮大聖人に対し奉る一筋の忠誠心。いかにすれば大聖人様の御心に叶い奉るかと、このことだけを思い、前進を重ねてきたのが顕正会の歴史であります。
ゆえに宗門において御遭命を破壊せんとする大悪が起きたときには、身の破るるをも顧みず御遺命守護の御奉公に立ち上がり、そしていま日本国の亡びんとするを見ては、一国諌晩に立たんとしているのであります。
日本国は七百年前に、大聖人様を御本仏とも知らずに憎み、流罪・死罪を加え、あの大蒙古の責めを受けた。しかるに未だ改悔せず、七百年を経て、いよいよその時来たって、いま亡びんとしているのであります。日本の人々は、なぜ国が傾いてきたかという、その根源を知らない。学者や評論家等は枝葉末節のことは論ずるが、一人として根本を知る者はいない。根本を立てなければ道は立たないのであります。
個人の生活においてもそうです。家庭のこと、健康のこと、おカネのこと、たとえさまざまな悩みがあっても、“御本尊様への強き信心で解決するんだ”という肚が決まれば、必ず道は開けてくる。国家においても同じです。根本の道が立たなければ解決の道はない。
そこに大聖人様は 「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」と仰せられる。これほどの重き御存在を、全日本人に教え知らしむる。これがすなわち一国諌暁です。わかろうとわかるまいと、信じようと信じまいと、このことを全日本人に告げ教えるとき、そこから日本の運命が変わってくるのであります。
仏様の使いとしてこの大事な御奉公をなす者は、いま顕正会をおいて他には断じてあるベくもない。御遺命を売り渡し国立戒壇を捨てて平然としている腐敗堕落の宗門僧侶にこれがなし得ましょうか。政治野心と世俗の名利だけを求める創価学会にこの資格がありましょうか。
ここに、国立戒壇のゆえに解散処分を受けるともついに百万の死身弘法を成し遂げんとする顕正会以外に、大聖人の重き御存在を全日本人に教え知らしむる者は断じてあり得ない。
いよいよ本年はその百万達成の年。全顕正会員は旧きも新しきも、全員が歓喜に燃え、百万の石垣を一つずつ積んでいこうではありませんか。
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