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顕正新聞 平成十一年一月二十五日号


     「前代未聞の大闘諍

    浅井会長講演 --- 成人式 ---

 見てごらんなさい。これまで人類の歴史になかった核兵器・生物兵器・化学兵器などの大量殺戮兵器が、ついに全世界に拡散してしまったではないか。
 この拡散を抑える力はもう誰にもない。

 たとえば、イラクが大量破壊兵器を持ちながら査察に応じないということで、アメリカは空爆をした。
 ところがいかにピンポイント爆撃をしても、イラクの息は止まらない。

 しかも、この危険な国・イラクを、イスラム圏のほとんどの国が支持し団結している。それだけではない、中国、ロシア、北朝鮮もこのイラクを支持・応援している。
 今の世界を大観すれば、まさしく過激なイスラム諸国と、共産圏の中国、ロシア、北朝鮮などが結び、唯一の強国・アメリカと対決をする構図が出来あがっているのです。

 そして双方が大量殺戮兵器を持って対峙している。人類の歴史で、こんな危険な時代は曽てない。「
前代未聞の大闘諍」の図式が、いま出来あがりつつあるのです。
 

 
 
この発言の二年半の後(平成十三年九月)、イスラム原理主義者達によるとされるアメリカ中枢への自爆・同時多発テロが為され、アメリカは建国以来の激しい衝撃をうけたのでした。その報復としてアメリカは、アフガンに空爆を開始しました。

 五千人を超える死者・行方不明者を出した、今回の民間施設・民間人へのあまりにむごたらしい爆破テロの様相に、中国・ロシア・北朝鮮もアメリカの報復に一定の理解を示しています。そしてまた、中国・ロシアはその領土内に多くのイスラム諸民族をかかえており、その扱いに大いに苦慮しているという事情もそこにはあるのでした。
 
しかしてなお大観すれば、イスラム諸国と中国・ロシアなどがやがては結び、唯一の強国・アメリカと対決をする<構図>が、おそらくはこれからの世界の歴史を刻むことになるのでしょう。

                             ( 平成十四年十月二十五日、櫻川 記 )


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