冨士大石寺顕正会の基礎知識


menu

  概要
  沿革
  規約
  目的
  会館
  弘通
  広報
  出版
  教義
  Q&A
  メール
  更新
 日目上人の御心体し 広布最終段階を戦わん
    
( 東北代表者会議 )

   池上問答

 それより四ヵ月後の九月、御入滅近きを思しめされた大聖人様は、日興上人に三大秘法のすべてを付属されたのち、身延の山を、御入山以来初めてお下りになられた。

 武州池上に向かう道中、天台宗の学僧・二階堂伊勢法印が親の権威を笠に着て、大衆を共に連れて「大聖人と法論したい」などと威丈高に乗り込んできた。
 門弟たちはいざと身構えたが、このことを耳にされた大聖人様は、即座に日目上人に対手を命じ給うた。日目上人は十番問答でこれを完膚なきまでに打ち破り、伊勢法印は這う這うの態で逃げ出した。

 この始終を富木常忍が大聖人に申し上げると、大聖人様は 「
さればこそ、日蓮が見知りてこそ卿公をば出だしたれ」 と仰せられ、莞爾と笑みをたたえ給うたという。日目上人はこのとき二十三歳であられた。



             戻る  


「 冨士大石寺顕正会の基礎知識 」サイト運営責任者 櫻川 忠