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日目上人の御心体し 広布最終段階を戦わん
( 東北代表者会議 )
竜の口の大現証
さて、大聖人の仏法には、もっともっと大きな不思議がある。
先般の山梨大会のときにも言いましたが、あの「竜の口」の大現証と「蒙古の責め」の大現証。これまさしく大聖人様が末法一人の御本仏であられることを証明する大現証であります。
私は、日本国の人々はこの大現証を見て、日蓮大聖人を御本仏と深く信じなければいけないと、強く思っております。
そうでしょう。竜の口の現証を見てごらんなさい。ただ一人の大聖人様を、日本国中が寄ってたかって迫害し、ついには国家権力が、大聖人を竜の口の頸の座に据え奉った。頸をきられて当たり前です。 ところが、深夜の刑場において太刀取りが大刀を振り下ろさんとしたその刹那、月のごとくなる光物が江ノ島の方より突如出現し、その強き衝撃によって太刀取りはその場に倒れ伏し、刀は幾つにも折れてしまった。回りを取り囲んでいた警護の兵士たちも、みなクモの子を散らすように逃げ出し、ことごとくひれ伏してしまった。
その中に大聖人ただ御一人「頸切るべくわ急ぎ切るべし、夜明けなば見苦しかりなん」と頸切ることを催促された。しかし誰ひとりとして近寄るものとてない。まさに国家権力が、大聖人の御威徳の前にひれ伏してしまったのです。まさしく「仏」とはかくなるものぞということを、理屈ではなく、眼前の証拠を以て示して下さったのであります。
このような不思議の大現証は現在の科学ではまだ説明できない。御本仏の絶大威力と諸天の働きを説明するのに、科学はまだ未熟です。まだ宇宙法界の部分の解明しかできてないのであります。
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