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日目上人の御心体し 広布最終段階を戦わん
( 東北代表者会議 )
「御生骨」の大現証
そしてもう一つ、日蓮大聖人の仏法には重大な現証がある。それが先ほど申した「御生骨」であります。
これは大聖人様が、三大秘法は必ず広宣流布することの証明として、留め置かれたもので、富士大石寺に七百年来伝わる秘宝であります。歴代の貫首上人は、御宝蔵において御開扉のおり、この謂れをずーっと説き伝えてこられた。すなわち戒壇の大御本尊は秘仏にてましまし、御生骨は秘宝にてまします。
この御生骨は「御肉付きの御歯」とも、あるいは「御肉牙」(おにくげ)とも、大石寺では古来から云われております。
どういうことかというと、御入滅近き大聖人様が武州池上にましますとき、御歯が一本脱け落ち給うた。大聖人様はこの御歯を日興上人に授けられ、おそばに侍る日目上人にこれを護持せしめ給うた。
このとき大聖人様はこう仰せられた。「我が仏法は最勝深秘の大法にして、末法万年の闇を照らすこと必定なり。広宣流布は疑いなきゆえに、その証明とせよ」と。
この御歯には、抜け落ちたとき少し御肉がついていた。不思議なことに、その御肉が年々増えている、増殖しているのです。だから「御生骨」--- 生きている御歯と申し上げるのです。
そして広宣流布の時には、御肉が歯の全体を覆い、光を放つと、云い伝えられております。
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