冨士大石寺顕正会の基礎知識


menu

  概要
  沿革
  規約
  目的
  会館
  弘通
  広報
  出版
  教義
  Q&A
  メール
  更新
     現当二世の大利益

 この信心をする者は必ず成仏する。

 成仏する証拠として、まず現世において宿命が変わって幸せになる。そして臨終には成仏の相(第四章参照)を顕わし、死後の生命も守られ、さらに生々世々三大秘法と離れることなく大福徳の人と生れる。
 このように現世の幸せだけでなく、死後の未来も救われることを「
現世安穏・後生善処」という。“成仏という永遠に崩れぬ幸福境界”とは、この現当二世(現世と来世)にわたる大利益をいうのである。

 仏法を中途半端に理解している者が、よくしたり顔して現世の利益を否定するのを耳にするが、とんでもないことである。現世に功徳がない仏法が、どうして後生の救いとなるだろうか。力ある日蓮大聖人の仏法は、現当二世の利益を必ず頂くのである。

 まず、“現世に幸せになる”ということについて、大聖人は上野殿に次のように仰せられている。「
『亦、現世に於いて其の福報を得ん』の勅宣、『当に今世に於いて現の果報を得べし』の鳳詔、南条の七郎殿にかぎりてむなしかるべしや。 --- 現世に大果報をまねかん事疑いあるべからず」(南条殿御返事)と。

 また撰時抄には「
亦於現世得其福報の八字、当於今世得現果報の八字、已上十六字の文むなしくして日蓮今生に大果報なくば、如来の金言は提婆が虚言に同じく、多宝の証明は倶伽梨が妄語に異ならじ、――されば我が弟子等、心みに法華経のごとく身命もおしまず修行して、此の度仏法を心みよ」とまで仰せられている。

 さらに「
法華経の行者は、信心に退転なく身に詐りの親み無く、一切法華経に其の身を任せて金言の如く修行せば、慥に後生は申すに及ばず、今生も息災延命にして勝妙の大果報を得、広宣流布の大願をも成就すべきなり」(祈祷経送状)と。
 大聖人の仰せのままに強き信心に立つ者には、後生だけではなく、今生にも宿命転換し必ず大果報を得るのである。

 また日女御前御返事には、現世の幸福、死後の守護について「
かかる御本尊を供養し奉り給ふ女人、現在には幸をまねき、後生には此の御本尊左右前後に立ちそひて、闇に燈の如く、険難の処に強力を得たるが如く、彼こへまはり、此へより、日女御前をかこみまほり給うべきなり」と。

 以て、現当二世にわたる大利益を確信すべきである。


         (  日蓮大聖人の仏法、冨士大石寺顕正会発行、浅井昭衞著、第一章より  )


        戻る   


「 冨士大石寺顕正会の基礎知識 」サイト運営責任者 櫻川 忠