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ウソだと言うなら国会の証人喚問の場で
私と対決せよ
平成五年十月、この件に関して、証人喚問申請が衆・参両議院で提出された。引き続いて、神崎武法郵政大臣に対し、国会の場で何度となく質問が繰り返された。
国会で追及を受けた神崎氏は、初めは、「小倉にいたから、関与するはずがない」「犯人不明の迷宮入り事件だ」ととぼけていたのだが、しまいには、追いつめられて「昭和四十五年の夏季講習会には参加した。山崎が来ていたら、会っている可能性はある」(逓信委員会における答弁=十月二十七日)とまで、認めるに至っている。
それでもなお、証人喚問を避ける一方で、場外で、日付がどうとか、人数がどうとか、週刊新潮の記事をもとに、あげ足とりをやめない。あげくの果ては、私について、刑務所帰りが云々とか、法曹出身の大臣らしからぬ差別発言を行なっている。(略)
そもそも、市川雄一氏も、神崎氏自身も、発覚しなかっただけで、レッキとした犯罪者ではないか。罪に服した人達よりも悪質、といわなくてはなるまい。(略)
私の言うことがウソだというなら、端的に告訴されたらよい。さもなくば、堂々と、国会での証人喚問を実現し、国民の前で私と対決したらよいのである。どこがどう違うのか、池田大作も神崎氏も私と堂々対決して決着をつければ、二度とこんな問題に悩まされることはないだろうに。それもできずに、怪文書や愚にもつかぬ弁明でコソコソとすませようとするから、疑惑を増すばかりではないか。(略)
国会の場で執拗に神崎武法郵政大臣に質問を繰り返したのは、当時野党であった自民党の野中元幹事長でありました。
その質問の趣旨とは、盗聴という犯罪を犯した者が電波行政を統括する郵政大臣の職に就く資格があるか、とのきびしい指摘でありました。
心ならずも池田会長の命によって、宮本宅盗聴・妙信講盗聴という悪質な組織犯罪に手を染め、まさしく身に覚えのある神崎氏にとっては、さぞかしつらい国会審議であったことでしょう。
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