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     創価学会の宮本議長宅電話盗聴事件判決

第二 当事者の主張
 一 請求原因
 (四)盗聴の発覚による中止と北条及び被告らによる組織的な証拠隠滅

(4) 北條を含む学会幹部らは、被告らが本件電話盗聴の実行者であることを熟知しながら、被告らを引き続き重用した

 (ア) 池田会長は、本件電話盗聴発覚後、被告山崎に対し、「
後姶未をしっかりやれ。」と命じて証拠隠滅活動を行わせたばかりか、その後も引き続き同人を学会副理事長、学会本部の法律顧聞の地位にとどめ、学会顧問弁護団の事実上の最高責任者として同弁護団や関連法律家組織を指揮させ、昭和四六年には学会総務に任ずるなど学会内の要職を歴任させた。

 (イ) 更に、北條ら学会首脳は、被告山崎を学会内で「
山崎師団」と称せられた謀略や盗聴活動を行う組織の責任者として重用し、北條を通じて被告山崎に資金を渡し、左記の情報謀略活動を行わせたが、「山崎師団」の右活動については池田会長も了解していただけでなく高い評価を与えていた。

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学会と教義面で対立していた日蓮正宗妙信講に対する盗聴
  昭和四七年七月六日、東京都墨田区所在の妙縁寺における
日蓮正宗法主細井日達上人以下「日達上人」という。と妙信講の浅井甚兵衛、昭衛父子以下、「浅井父子」という。)との会談及び同年九月三日から同月三〇日までの間、東京都墨田区向島所在の常泉寺における秋谷、原島、被告山崎と浅井父子らとの七回にわたる対決討論について とスパイの送り込み (昭和四九年八月ころから昭和五一年六月まで)。
 A 立正佼成会幹部の荒木健三郎に対する盗聴と謀略組織「
明日の佼成会を守る会」による立正佼成会分断作戦
 (昭和四八年四月ころから同年一月ころにかけて)。
 B 学会を批判し寄付金返還請求訴訟を提起した松本勝弥に対するスパイの送り込みと盗聴
 (昭和四八年以降)。
 C 学会を批判する元学会員らの拠点の一つとなっていた日蓮正宗本山妙本寺におげる盗聴
 (昭和四八年)。
 D 正本堂建設にあたっての市道侵奪事件などに関連して、日達上人と池田会長が静岡県富士宮市で地元市長に告発される事態のもとにおける当時の自由民主党所属市議会議員日原博に対する盗聴
 (昭和四八年六月ころ以降)。
 E 教義面で学会と対立していた
日蓮正宗宗門を対象とした盗聴その他の手段による内部情報の収集
 (昭和四七年以降)。

  (ウ) 被告竹岡は、本件電話盗聴後、副男子部長、創価班全国委員長、纂四東京青年部長などの要職に任ぜられ、また「
山崎師団」の一員としても活動していた。

  (エ) 被告廣野、同北林は、「
山崎氏団」の中心幹部として多額の報酬の支払を受けて引き続き盗聴や謀略活動を行った。

                        句読・改行等、便の為に当サイトにて添加


 この文章は判決文の内で、「請求原因」として日本共産党側の主張が語られている部分です。


 ここでは宮本議長宅盗聴から二年後に、妙信講と細井管長との妙縁寺・常泉寺における会談を「山崎師団」が
盗聴したこと、妙信講にスパイ潜入の謀略行為を働いたこと、そして山崎元顧問弁護士は学会顧問弁護団の事実上の最高責任者の位置にあって、学会総務の役職までも任ぜられていたこと、が指摘されています。

 さらに山崎元顧問弁護士は、謀略・盗聴活動組織の責任者として重用され、北條副会長から資金提供を受け、「山崎師団」の活動について池田会長も了解し高く評価していたこと、が山崎元顧問弁護士の「内部告発」に基づいて指摘されています。

 ここに、「
北條を含む学会幹部らは、被告らが本件電話盗聴の実行者であることを熟知しながら、被告らを引き続き重用した」とする原告共産党)サイドの主張・論理展開の骨子があることでした。

                          ( 平成十四年二月一日、櫻川 記 )


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