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   創価学会第三十三回総会 池田会長講演

     学会と公明党の関係

  (
創価学会は公明党の支持団体

 また、学会は、公明党の支持団体ということになります。当然、学会員の個人個人の政党支持は、従来通り自由であります。学会は、日蓮大聖人の仏法、三大秘法の御本尊を信奉する宗教団体であって、政党支持について、会員の自由意思には、全く干渉するものではありません。
 逆にいえばいかなる政党支持の人であろうと、いかなるイデオロギーをもつ人であろうと、この妙法の旗のもとには、全く、なんの差別もなく、平等に包容されるべきであることを、明瞭にしておきたいのであります。

 ただし、このことは同時に政治の次元、イデオロギーの次元の問題で、学会内部を攪乱(かくらん)し、人々の信仰を濁らせ、組織を破壊する行為は、許さないことも意味します。信仰の純粋性、美しい和合僧の団結は、どこまでも守らなくてはならない。これを乱す行為に対しては、除名などの措置をとるのもやむをえないと思うのであります。

 また、選挙に際しても、公明党は党組織を思い切って確立し、選挙活動もあくまで党組織の仕事として、明確に立て分けて行なっていただきたい。むろん、創価学会も支持団体として従来通り地域ごとの応援は当然していきたい。党員についても、学会の内外を問わず、幅広くつのって、確固たる基盤をつくっていただきたいと、公明党に要望したい。また、党がひとり立ちしたことに対し、皆さん方も暖かく見守っていただき、応援もしていただきたいのであります。
 以上のように、創価学会と公明党を分離していくことを提案しますが、賛成の方は挙手願います。

 なお公明党は六月に党大会を行うことになっているそうでありますが、国民の皆さんが納得するような、立派な近代政党の第一歩を踏み出すことを心より期待するものであります。
 そして右にも寄らず、左にも偏せず、ともに左右を包含し、民衆から、さすがあっぱれだと賛嘆される確固たる中道政治の大道を勇んで進んでいかれんことを願ってやまぬものであります。また、当然のことながら、党の問題は、人事についても、政策についても、全く党の自主的決定によることは変わりありません。
 更に私自身は、生涯、宗教人として生き抜く決意であり、政界に出るようなことは決してしないと、重ねて明確に申し上げておきたいのであります。


                       ( 句読・改行等、便の為に当サイトにて添加 )


 今度は、原島元教学部長に聞いてみましょう。

 『
学会精神とは何かということです。いまの学会は建て前上、様々な表現が使われていますが、本音はいったい何でしょうか。それは“創価王国”をつくることが“学会精神”なのです。宗門をふくめ、公明党をふくめ、外郭もふくめて、いな、創価学会をもふくめて、先生を頂点とする世界をつくることが、“学会精神”なのです。もちろん、もともと学会精神とは、そういうものではありませんでした。戸田先生は、広宣流布を成就したならば、学会の組織を解散するとまでいわれていたのです 池田大作先生への手紙)と。

 世間に向けていかに「
政教分離」を唱えてもその実態が変わることはなく、公明党はあくまでも創価学会の下部組織であることでした。池田会長がいうように本当に公明党が「党の問題は、人事についても、政策についても、全く党の自主的決定」で行う事態になったら、池田会長は激怒して意に添わぬ者を公認から外し、議員の総入れ替えとても辞さないことでありましょう。

 原島元教学部長はまた、こうも語って池田会長を批判するのでした。「
昭和五〇年七月、先生は『創価学会があって公明党がある。創価学会があって本山が興隆した。創価学会があって大学ができている。あくまで学会が原点である』と語られています」(同)と、本山までも創価学会の枝葉のひとつであり外郭のひとつとして支配しようとしていることを、原島氏はこうして指摘するのでした。いわんや、公明党においてをや、でありましょう。

                        ( 平成十四年四月二十一日、櫻川 記 )


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